ル・ボナーの一日

岡山の「WORKERS」へ行って来ました。

2013年01月11日

IMG_0876.jpg %E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB.JPG 昨日の定休日はオリジナルのカジュアルウエアーを作っている「WORKERS」の舘野君の工房に、ル・ボナーのブログでもお馴染みになったライターN氏と行って来ました。まずは山陽新幹線で岡山まで。新幹線だとびっくりするほど近い。約30分で着いてしまった。そこからが遠かった。1時間程車に乗って「WORKERS」到着。間違いなく田舎です。でも間違いなくカジュアルウエアーの生産が地場産業の地域です。 R0016158.jpg R0016159.jpg 左右のポケットがシンメトリーじゃないのが良いですねえ〜。 二階の事務所には研究開発用に入手した貴重な古着が凄い量あって、それ以上に資料用の古い雑誌とカタログが山の様にあって、それだけでライターN氏とボンジョルノは大興奮。35歳の舘野君が好きなモノ作りをしながら、それをビジネスとして構築する能力に脱帽する。価値を創出する努力を惜しまず、価格以上の満足を提供するモノ作り。舘野君とライターN氏とは専門的な話しを熱く語り合っているけれど、私は洋服は門外漢で蚊屋の外。でもモノを創り出す空間は居心地良い。 IMG_0887.jpg R0016163.JPG 頼んでいるシャツ工場も見せてもらいました。WORKERSのある場所から一山越えて山間にあるその工場は、外観からは想像出来ない素晴らしい近代設備充実のシャツ縫製工場。こういうモノ作りする空間に身を置くとワクワクする。凄い。ミシンは最新の高価なパフ社製がずら〜っと並んでいる。20人程の縫子さんたちが心地よいミシンの縫い音を奏でながら作業に励んでいる。 100%E5%B9%B4.jpg IMG_0885.JPG そんな中目に止まったミシン。100年ほど前のミシンで今は作られていないタイプ。もう現存し実際に使える状態に整備調整されているこのタイプのミシンは、ほんの少ししかないらしい。小さな丸穴を縢る為用のみに作られた特殊なミシン。復刻して現在現役。これで縢る事も価値の創出。 価格に着目すると海外での大量生産品にはかなわない。でも日本の繊細な手仕事と価格以上の価値を創出するセンスを磨く事で、日本のモノ作りは生きていけるはず。そんな事を強く感じながら岡山を後にした。 R0016167.jpg    Poto by ライターN氏 帰りは新大阪より以西を走るさくらの指定席に乗った。座席が横2+2でのぞみのグリーン車みたい。これは快適。でも30分だけの乗車はもったいない。

Le Bonheur (21:43) | コメント(1)

Comments

  1. Tomorin より:

    はじめまして。先日銀座のcouさんでタンクトートを購入させていただきました。
    女性らしい優雅な見た目にも関わらずしっかり安定した質感の革に即決してしまいました。
    オン、オフ両方にフル活躍してくれそうです。
    (今はまだ未使用のままうっとり鑑賞しています)
    いつか神戸のお店にも伺いたいです。
    Re: ボンジョルノ より
    気に入って頂けて嬉しいです。
    関西に来られる時は是非お立寄りください。

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