ル・ボナーの一日

コンタックスTixとTvs

2012年05月15日

IMG_7944.JPG iPhone4Sのカメラ機能で十分だと感じてはいる。でもそれじゃぁ寂しい。重くて高機能なデジカメと立派なレンズの組み合わせは時々奇跡の一枚を生んだりするからやめれない。でもそんな奇跡は稀な事で失望する場合の方が多い。でも道具は増え続ける。良い写真は道具の性能ではなくてセンスと技術である事は重々承知しているけれど。 しかしまあカメラ趣味をかじるようになり、撮る画像の安定感は増した。手ぶれで見てると船酔気分なんて事は言われなくなった。しかし正直に言うと、私は撮った写真がどうのと言うより、この道具たちが好きなようだ。撮る事以上に愛でていたい。 そんなボンジョルノなので、このところ銀塩カメラが面白く思える。撮れた写真のふがいなさすら面白い。この感情はデジタルだとなかなか味わえない。そんな私の元にコンタックスのカメラたちがこのところ増殖している。 IMG_7920.JPG コンタックスTixはAPSフィルムカメラ最強レンズ搭載の高級カメラ。当時の販売価格は120,000円だった。チタンボディーの外観も素敵なカメラです。でもその性能を発揮出来るAPS ISO100のフィルムは現在なくて、今は在庫で残っているISO400のフィルムのみ。そのフィルムも生産はしていないので撮れるのもあと少しの間だけ。ISO400のフィルムで撮るとどうしても満足出来る写真になってくれない。デジカメだと考える事もないこのストレス。でもそれが面白い。この問題点を解消する方法をご存知の方は教えてくださぁ〜い。それにしても現行のデジカメでこんなにクールなデザインのカメラは知らない。 IMG_7922.JPG 新しくボンジョルノカメラ館にレンタル加入した、同じくコンタックスのTvs。今のデジカメだとまずない28~56mmの低倍率のズームレンズ搭載の高級コンパクトフィルムカメラ。販売価格170,000円だった。やはりチタンボディーのクールなデザイン。それにレンズの金属の鏡筒部分の質感には惚れ惚れする。そして撮ってみると、マニュアルな操作感を残した機能が楽しませてくれる。これは面白い。撮れた写真を現像するのが楽しみだ。 ポルシェが911のフォルムを変える事が出来ないように、ライカもMのフォルムは変えられない。それに比べコンタックスのフォルムは新しい高級を創造した。フィルム時代最後の美しい表現に挑戦した京セラ・コンタックスの魅力的なカメラたち。カメラにおいて20世紀最後の美しいプロダクツを私の元で残しておきたいなんちゃって。T3も気になり始めている。Gシリーズも今ならお手軽価格だよね。価格を決めるのが後の時代の、作り手の情熱感じる道具たちは魅力的だ。 などと言いながらなくても全然困らないカメラたちが増殖している。 そして今日のボンジョルノの撮った1枚。 IMG_7766.JPG 意識的に露出オーバーで撮ってみました。後加工なしです。 心象風景のような絵になって面白い。

Le Bonheur (21:27) | コメント(1)

Comments

  1. 卓袱堂 より:

    D-LUX4のチタンを手に入れました。
    ライカのマークも赤ではなくチタン色です。
    中身はパナソニックだし時代遅れだけど…
    最も美しいデジカメのひとつだと思います。
    Re: ボンジョルノ より
    カメラ沼へようこそ。同じ中身でもパナでなくてライカを選んだ卓ちゃんはその要素十分です。見た目が大事です。使う喜びさえ得られれば、工夫で良い写真撮れるはずです。チタン色のボディの質感は良いですねぇ〜。

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