ル・ボナーの一日
ル・ボナーにガラスケースがやって来た
2010年09月01日
今日のル・ボナー。
工房部分は今まで通りゴチャゴチャだけれど、
店舗部分はすっきりした。
お客様の導線をしっかり確保した上で、
顧客の方々がゆっくりくつろげるスペースになった。
そのために什器を入手した。
写真右側に見えるのがそれ。
前々から陳列用のガラスケースが欲しいと思っていた。
しかし西洋アンティークのガラスケースだと100万円近くの値で売っていたりしていて、
高価で手が出なかった。でもお店の什器として入手したいと思う気持ちは持ち続けていた。
そんな時、ヤフオクだと安く手に入れられる可能性があると知った。
前回ロッドブレーキのデッドストックな自転車を安く手に入れた私とハミは、
ヤフオク拒否症から解放されて、3度目の挑戦と相成った。
そしてこのガラスケースも格安でで落札する事に成功した。
そして届いた品は十分満足出来る品。
ル・ボナーの革製品をこのケースに納めると益々素敵に見えるではありませんか。
ただ試練が待っていた。棚部分になるガラス板が割れていたぁ〜。
厳重な梱包がしてあって、どうやら輸送中に割れたようだ。今運送屋さんと交渉中。
ネット購入だけでなく、ガラス部分の多い家具を購入する時は、皆様気をつけましょう。
こんな風に世の中便利になった。
安くて望みの品を、ネットから入手出来る。
その上そういった情報も安易に知る事が出来る。
人は便利を豊かさと思い、社会は進化し続ける。
そしてその恩恵は私も受けている。
でもその便利という豊かさをに疑問を感じる私がいる。
生まれた時にはまだテレビは普及していなかったし、
デジタルという言葉を知ったのも成人した後だったし、
ネットがここまで普及したのはつい最近だ。
便利は良い事だ。でも不便が楽しい記憶を作り出す部分あると思う。
デジタルな時代になり、実質的にも精神的にも隙間(余白)が埋め尽くされる時代。
無駄や遠回りって大事なように思ったりする。
何よりの贅沢は時間。そんな風に思える年齢になった。
それがままならない時、時間を遊ぶモノたちが無性に愛おしい。
ル・ボナーには色々な趣味を持った人たちが訪れるけれど、
共通する部分はアナログで合理的でないモノたちが好きだという事。
そしてアナログな鞄作りを生業としている幸せ感じながら、
手間のかかるモノたちを愛おしく思うボンジョルノでありました。
Le Bonheur (21:36) | コメント(0)
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