ル・ボナーの一日
愛しきビートル
2006年01月22日
愛車の68年式ビートルを車検で、西土居モータースの名整備士、古川さんの所に持ち込んだ時、この62年式ビートルがあり、売りにでていました。あまりの程度の良さに震えがきました。
どこを見ても美しいのです。特にビートルの弱点である底の鉄板が錆び一つなく感涙ものなのです。動力部分は名人古川さんが面倒をみてきたので間違いないし、私はフツフツと購入意欲がわいてきました。
ハミは安心して、楽チンな車なら、今の68年式ビートルを乗り換えるのには賛成でした。
私は偏った美意識を満足させつつ、ハミの要望も満たす現代の車を探し続けました。
カタログをいっぱい集め、試乗もし、古川さんの意見も聞き検討しつづけました。
その結果がこの62年式ビートルでは、、、、、ハミが納得するはずがありません。
しかし思い込んだらそれしか見えない私は、昔、三段論法の松本と言われた屁理屈を駆使してハミを説得し、勝手にしてというあきらめの言葉を引き出すのに成功し、私は購入する決意を固めました。
購入する日の朝、ウキウキしている私にハミの一言,ここまで手をかけたビーちゃんが可愛くないの?、、、この一言で私の熱はすーとさめてしまいました。
整形美人の68年式ビーちゃんとの涙と苦難の日々を走馬灯のように思い出し、すっぴん美人の62年式ビートルに鞍替えしようとした私の浮気心を恥じました。
でも、ほんとにこんなにコンディションの素晴らしいビートルは見たことがありません。
古いビートルに乗ってみたいと思っている、屈折した趣味人にはお勧めです。
ビートルを2台所有したいなどとほざくと、ハミはきっと怒るだろうなぁー。
Le Bonheur (21:33) | コメント(0)
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