7月1日08時02分に新神戸からのぞみ112号で東京へと向かう。久々の東京出張だ。「東京にはもう何度も行きましたよね〜君の住む懐かし都〜」という古い歌謡曲のフレーズをなぜか口ずさんでしまう田舎者のボンジョルノでありました。たしか新谷二郎とかいう名前の歌手が唄っていたように記憶している。 今回はいつもと違ってこのパパスだけの身軽な出張スタイル。大きなカメラも持ってこなかったし、万年筆も珍しく1本しか持って来なかった。大変楽チンではありませんか。 久々に新幹線に乗って思った。飛行機に比べてなんて足元が広〜いのかと。ヨーロッパまでの12時間を拘束されたエコノミークラスの座席の倍はあるのではないでしょうか。そんな理由もあって私の東京出張は飛行機ではなくて新幹線で行く。それと飛行機だと国内便でも持ち物検査がある。これが面倒だ。私はあのゲートをスムーズに通過した記憶がない。それに全車両禁煙なれど新幹線には喫煙ルームがある。喫煙者には過ごしにくい東京に滞在する前に、喫煙ルームはありがたい。 今名古屋を過ぎた。富士山が見え始めたらすぐ東京だ。今日は蒸し暑い一日になりそうだ。 11時40分山手線の西日暮里経由で綾瀬駅に到着。車で駅まで迎えに来てくれた猪瀬3代目と打ち合わせ。(株)猪瀬はベテランのスタッフが引退し若返った。その若い力が夢を語れる業界に変えていってくれるように思う。現実に目を背けることなくそれでも一歩一歩前身してゆく素敵な仲間たち。
猪瀬3代目に浅草まで送ってもらい、何軒かの材料屋さんを訪れ、途中前々日から東京に来ていたカンダミサコさんと落ち合い革問屋のサライ商事へ。途中隅田川方面を見ると新東京タワーが相当な高さまで立っていた。 私たちが大好きなシュランケンカーフやクリスペルカーフを作っているドイツのペリンガー社の社長さんが年に一度の来日をしていて、この機会に会って注文するとサンプルロットでの注文が出来る。この機会を逃す訳にはいかない。
タクヤ君も加わって3人でのミーティング。タクヤ君とは久しぶりに会う。タクヤ君は変わらずタクヤ君でないと生み出せないアイデンティティーをカタチにしている。
ミーティングは和やかな雰囲気で進んだ。クロームなめしの革を作っているタンナーの中でペリンガー社は私にとっては希望の星。現行品のクロームの革で使いたいと思う革は、現在私の知る限りこのドイツのタンナーしかない。 夜サライ商事の常務たちと会食し、私は東京の常宿の神保町にある学士会館に。
東京出張は日帰りでも十分な事が多い。今回も日帰り出来る内容だった。しかしボンジョルノはせっかく東京に来たからには、このレトロでこの渋々の宿に泊りたぁ〜い。
そして精養軒が作る朝食が楽しみ。いつもはホコホコの焼き鮭が付いてくる和食をチョイスしているけれど、今回は洋食選んだ。ここの洋食は玉子のチョイスで、プレーンオムレツが選択出来る本格派。 そして9時30分発ののぞみ23号で帰神。午後1時過ぎにはル.ボナーに。今名古屋駅を出ました。
学士会館の南東隣が、現在の僕のオフィスですよ。
Re: ボンジョルノより
そうだったんですか。
私は東京の中心部でこのあたりが一番好きです。