ル・ボナーの一日
少しの間大人しくしているけれど万年筆はやはり好きだぁ~
2010年03月18日
万年筆をコレクトするようになってわずか数年。
まだまだ初心者だけれど増えていった。
もういっぱいはいらないなんて言いながら増えていった。
今年は数本は購入を計画しているけれど、
去年のように20数本なんて事にならないように用心している。
しかし誘惑は多くある。
なぜ万年筆をいっぱい集めてしまうのだろうか。
実用であれば100円の万年筆でも十分事足りる。
よしんば高価な万年筆がやはり良いと思ったとしても、数多くはいらない。
だのになぜ?理由を考えるのはよそう。どんな理屈も屁理屈になってしまう。
私はこのところ万年筆は大人しく静観している。飽きたわけではない。
半年間色々な理由を自分に背負わせて見ているだけにしている。6月までは~
でも多くの万年筆趣味な人たちが訪れ、魅力的な万年筆たちをお披露目し、
その誘惑に対して私は毅然とした態度で対応し、入手しなくても楽しめる万年筆趣味があるはずだと模索し続けるのでありました。
1957年から59年の間しか作られていない
イカペンのモンブラン642Nは良かったなぁ~。
1920年代のエボナイトのマーブル模様が美しいウォータマンNo7は、
素敵だった。やはりいつか手に入れたい特別なヴィンテージ。
他にも色々な万年筆たちが、神戸の離れ小島のような場所に居ながら、
向こうから近づいて来る。そして通り過ぎて行く。
現行品ではドイツの「デュラー」が気になった。
髭剃りで有名なブラウンのデザイン部門にいたデザイナーが考えた。
細軸だのに鉄ペン(シュミット)が大きくて、
ミニサイズだのにキャップを差すと長~くなる工夫。
軸の質感も良い感じ。これが5000円は納得価格かもしれない。
A7手帳カバーにもジャストフィットサイズ。
私の万年筆は、思い出の数だけある。親しくなった方々の数だけある。
ショップで購入した品はそんなに多くない。
ショップで購入する場合でも、まず親しい交友が先にある。
1本1本の万年筆には、思い出もいっしょにあるから、手放せない。
だからこれからも増えて行くだろう。
昨夜もカトウセイサクジョカンパニーの素敵なセルロイド軸見せて頂いた。
加藤さんは不思議な魅力を持った万年筆職人だった。
そんな加藤さんの魅力が轆轤で削ったセルロイド軸から感じられる。
万年筆は面白い。アナログが生み出す混沌。
出来るだけ増やさずに万年筆菌と付き合っていこうと思う。
Le Bonheur (22:51) | コメント(3)
Comments
-
先日は楽しい時間をありがとうございました。
単に書き記すという目的だけであれば、数本の筆記具で事足りますが、思い入れのあるモノを用いて書くという行為が与えてくれるメンタルな部分のメリットはとても大きいです。
でも、衝動買いで入手することはやめようと最近感じています。万年筆は使ってあげてこそ良いコンディションを保てそうなので、引き出しやケースに入りっぱなしになるものを増やさないようにしたいです。
Re: pura さん
この記事の前の記事のコメントでプンチャンが世界的なフランク・ミュラーダイヤルコレクターとして書いてましたよ~。万年筆も使わないものは水入れてもっと収集しましょう。馬鹿馬鹿しさこそコレクター道のあるべき姿。楽しませてください。それとまたダイヤルのコレクション見せてください。今だともう少しまっしな写真が撮れそうなので。
ル・ボナー松本 -
セルロイドの万年筆,いい感じですね。セルロイドのクラシックなメガネも私は大好きです。今日は,親戚にサントスでお出かけしました。こういったときは,パパスよりサントスが便利なんです。
Re: orenge さん
そうですね。少しきちっとした場所にはサントスが良いと思います。でもサントスは現状では再生産の予定のないセカンドバッグです。良い感じになっているでしょうね。
ル・ボナー松本
そうなんですよね。世の中、魅力ある万年筆は沢山ありますが、自分が気に入って購入した万年筆を使いこなせていない状況は、ちょっと問題と感じ、購入は自重しています。WAGNERで皆さんの万年筆に触れ、魅力を感じながら、自分の万年筆の魅力を再発見したいと願っています。
Re: 快ショク快ペン さん
屁理屈でもいいから、万年筆をいっぱい集める自分を正当付けたいと思うのですが、なかなか思いつきません。ただこの趣味が販促活動にはなっていると思っているので、私の場合は許されております。なかなか飽きません。
ル・ボナー松本