
今年もあと1か月ほど。
人工島・六甲アイランドの木々も色づき落葉し始めた。
1年が過ぎるのが本当に早くて、まだ半年ほどしかたっていないのでは?という感じだ。
一日一日をもっと充実させて生きていかないともったいないと感じている。
二人のル・ボナーになってもう何年経っただろうか。
その間多くの人たちに助けて頂きながら、毎年少しずつ売り上げを伸ばしてきた。
少しずつ販路も広まり、新しいお取引きの話も向こうから訪れたりする。
現在多くのル・ボナーの製品は気心知れた信頼する職人さんにお願いして作ってもらっている。
なので二人だけのル・ボナーだとしても、事業を大きくする事は可能な状態ではあります。
でもこれで十分だと感じている私たちです。
それより現状の中でより充実したル・ボナーでありたいと思っています。
50歳になるまで、何かしらのプレッシャーを感じながらカバン作りしていた。
それは金銭関係だったり、人間関係だったり色々だったけれど、
無我夢中でその眼の前のプレッシャーを解決しようとすることで、
気付かぬ内に鞄職人としての仕事の領域を広げる事が出来た。
そんな50歳までの格闘を糧に、ここ何年間かの二人のル・ボナーは平和な日々。
ただここのところ感じていたどこか満たされぬ思い。
それは30年以上カバンを作っている私ではあるけれど、
お店にはル・ボナーのカタチがいっぱい展示出来てはいるけれど、
自身ですべて作った鞄たちが少ない。
そして新作のバッグも年に2~3個しか出せていない。
毎月多くの仕事は背負っている。
でも日々追われる仕事も取捨選択し、スムーズな流れを考えれば、
もっと豊かな品揃えも出来るはずだろうし、
もっと多く自分たちがすべて作った品も増やしていけるはずだ。
鞄職人として生きてきた。これからも鞄職人として生きてゆく。
でも鞄職人として生きる人生も折り返し地点を過ぎてしまった。
注文の品の納期に追われ、ヘロヘロになりながら作り続けた日々を思い出しながら、
カバン作りとの関わりの中で、充実した日々を過ごせたらと思っています。
丁度毎年末恒例の太ダレスの制作が始まる。
今回は例年以上に大量の注文となってしまったけれど、
これを作り上げる事で、鞄職人として覚醒したいと願っています。
今歯が痛くて眠れなくて、こんな夜中にブログ書いております。
明日またそのズキズキ痛い歯を抜きます。2か月連続。
このまま歯を抜き続けて総入れ歯になるのだろうかという不安を抱きつつ、あちこちガタがきている事を痛感しながら、充実したモノ作り人生を全うしたいと願うボンジョルノでありました。
入れ歯は不便ですよ。何とかがんばって残してくださいませ。
Re: つきみそう さん
抜いたのでもう大丈夫です。ハグキをマメにブラッシングして歯を大事にしたいと思います。虫歯でもないのに抜かなければいけなくなるなんて考えもしていませんでした。
ル・ボナー松本