ル・ボナーの一日
鞄作りをしながら思うこと
2005年10月14日
私は元々、イギリス風の鞄が好きでそういったタイプの鞄を多くつくっていました。
その後エルメスや昔のグッチを知って、職人の精緻な技術によって広がる表現力に感動し、
そんな鞄職人のひとりになりたいと思いながら今日に至っています。
この頃、よく思うのですが、日本を表現した鞄ってなにがあるだろうかと。
現代の日本を表現しているのは、ラゲッジ゙レーベルのナイロンかばんだとおもいます。
しかしそれは、日本の文化や歴史を表現はしていないと思う。
銀閣寺や桂離宮の縁に座って庭を見た時に感じる安らぎのようなものと共通する鞄。
そんな鞄が作れたらと、試行錯誤の日々がつづきます。
写真の鞄も日本を意識して作ったものです。まだまだです。
時間をかけてこのことは、取り組んでゆきたいと思ってます。
Le Bonheur (19:12) | コメント(1)
はじめまして。
僕も吉田鞄だと思います。
「ここにポケット、ここに仕切りがあれば便利なのに」と思う所を押さえている鞄だなと。
僕は学生のときから、吉田鞄愛用してます。
最近は、何周年かで本も出てますし、勢いは衰えないですね。
ただ、老若男女問わず、かなりの率で持っている人を見かけ、「国から支給されてんじゃないの?」と思うぐらいで…