ル・ボナーの一日
島岡圭子 著 「横浜元町オザワ洋装店物語」
2009年07月04日
神戸の片隅で夫婦でオリジナルカバンのショップ&工房を始めて16年。
東京でのカバン作りを加えると33年カバン作り続けている。
その間夫婦2人でずーと一緒にカバン作っていた。
お金持ちにはなれていないし、有名にもなれていないけれど、
小さなカバン屋を大事に思ってくださるお客様たちに見守られて
心通じ合う人たちと知り合えて、今私たち夫婦は幸せです。
神戸で私たちの小さな歴史を刻み続けてゆきたいと思っています。
そんなル・ボナーの日々の中で親しくしていただいている島岡圭子さんが本を出された。
「暮らしの手帖」でル・ボナーの私たちを素敵な文章で紹介して頂いたお方です。
本の題名は「横浜元町オザワ洋装店物語」
横浜在住の島岡さんは、モノ作りを生業とする市井の人たちを、
愛おしい眼差しで見つめている女性です。
そんな島岡さんらしい視点から横浜らしい洋装店の小さな歴史を、
横浜元町の歴史を下敷きに描いた素敵な物語です。
オザワご夫妻のモノ作りを包容する横浜元町。
そんなご夫妻の歴史に多くの人たちが関わり合いながら
ハイカラ文化が醸成する心豊かなモノ作り。
読み進めながら思った。ハイカラが自然に受け入れられる都市は横浜と神戸かなと。
表紙の古知屋さんの版画素敵です。裏表紙の窓越しの老夫婦が印象的。
島岡さんのお友達が協力して出来上がった素敵な本です。
島岡さんのご主人様は現在単身赴任で神戸に住んでおられます。
月に何度か神戸のご主人の処へ来られて、
現在ご夫婦は50過ぎて2度目の恋愛中。特にご主人が。
この本が出版されるまで編集その他忙しくされていて、
奥様の来神少なくて寂しそうだったご主人でありました。
この本の最後に題字万年筆提供という名目(そんな項目普通ない)で、
ル・ボナー松本佳樹なんて印刷して頂いておりまぁ~す。
恥ずかしいやら、嬉しいやら。
東京大井の頑固万年筆職人のフルハルターの森山さんに研いでもらった
コースニブの万年筆をただお貸ししただけなのに恐縮であります。
この島岡圭子 著 「横浜元町オザワ洋装店物語」はル・ボナーでも販売しています。
ネットでも色々なショップで取り扱ってますので、読んでみてください。
Le Bonheur (05:38) | コメント(1)
この本ですね。読むのが楽しみです。
Re: pretty-punchan さん
そうですよぉ~。是非書評宜しくお願いします。
ル・ボナー松本