ル・ボナーの一日

六アイはハロウィーンパティー

2008年10月27日

10月25日(土)26日(日)と年に一度の 万年筆くらぶの「フェンテ交流会」が銀座の北欧の匠にてあった。 私は行きたいのは山々なれど、先々週「アファンの森で語る会」で黒姫山まで行ったし、 大人しく神戸の片隅で仕事、仕事。 ただ大げさな発言を連発する著名な某万年筆画伯からのメールでは、 ル・ボナー一族?が会場で暴れていたと・・・・そんな事ある訳ないよなぁ~。 ル・ボナーのある神戸の人工島・六甲アイランドではこの土日 「ハロウィーンパーティー」なる行事をやっていた。 現代のエトランゼが多く住むこの街には違和感のない行事です。 この街に住む子供たちがハロウィーンの仮装をして、今風に言うとコスプレして 「Trick or Treat」と言いながらお店をまわりお菓子を貰って歩くのだけれど、 この行事、結構気に入っている。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%B3.jpg アマチュアのジャズバンドも何組も呼び、飲食の出店もいっぱい出て、 同時開催のフリーマーケットも盛況だ。 いつもは人影まばらなル・ボナー店舗前もいっぱいの人。この街にこんなに人がいたとは。 その人たちがお客様になる訳ではないけれど、活気があるのは良いことだ。 お店にはテナント会を通してコスプレした可愛い化け物たちに献上するための 飴ちゃん(関西圏ではそう言う)が配られるのだけれど、 ル・ボナーでは店独自で飴ちゃんをしこたま厳選して仕入れることにした。 カバン屋の飴ちゃんは美味しいという情報は子供から子供へと迅速に伝わり、 ル・ボナーの飴ちゃんにはいっぱいの子供たち。 少し特別なだけで、こんなに人が集まる。 全然商売とは関係ない子供たちいっぱい現象を見て、 商売のコツのようなものを考えさせられたボンジョルノであった。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E4%BB%95%E4%BA%8B%E6%9C%BA.jpg ベルト制作中の私の仕事机。なぜか万年筆と時計がいっぱい。 私は月末恒例のベルト作りに取り掛かっている。 今回はやけにフランスのデュ・プイ社のチェルケスでの注文が多い。 この型押しのカーフ革は、4~5年前に初めて仕入れた時に比べて、 悲しいかな相当なめしが甘くなってしまった。 徐々に同じ型押しのカーフ革ではあるけれど、 ドイツのペリンガー社のモノに変えていこうと思っています。 これから年末にかけて私たちにとって一番忙しい時期を迎えます。 残業もあるだろし、肉体的にハードになる次期。 でもそれも楽しみたい。少し疲れてハイテンションになった時の充実感。 昔のように毎日がその連続というのはもう勘弁だけれど、 時々ならその緊張感に身をゆだねる日々はあった方が良い。 緩みがちの老いた鞄職人に喝を入れる意味でも。 遠路はるばる何人かのお客様が神戸の片隅にあるこのカバン屋にきてくださる。 ありがたいことです。 そのたびに迷犬・チャーは甲高い声で吠える。コスプレ子供たちにも吠え続ける。 ヤツはお客様来店中に吠えると、 甘やかしご主人が黙らすためにおやつをくれると分かっているのだ。 ヤツの悪知恵にはかなわない。 私たちの言う事をよく理解している賢い犬・チャーであります。 しかし従順ではない猫族に似た賢さを持った犬なのであります。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC.jpg 日中お客様の来店が多い時は、吠える事に忙しくてお昼寝できなくて、 そんな日は、夜になってから熟睡モード。みっともない寝姿。

Le Bonheur (22:05) | コメント(5)

Comments

  1. つきみそう より:

    古山画伯には、チャーがしっかり変態な鞄を作っている旨、お伝えしておきました。ちなみにル・ボナー一族の目の前に次から次へと変態なペンを出してきては書かせてくれていたのは画伯その人です。
     それにしても、短い時間でしたがフェンテは楽しかったです。来年はフルタイム参加を目指します。

  2. ル・ボナー松本 より:

    Re:つきみそう さん
    暴れていたというのは、画伯自身だったんですね。私も万年筆趣味にはまった末席の一人なので、フェンテ交流会に行ってみたいと思ってはいるのですが、内気な性格が災いして行く勇気がありません。神戸の片隅でおとなしく万年筆趣味を楽しみたいと思います。仕事はチャーに任せて?。

  3. めだか より:

    こんにちは。
    わたしは、フルタイムで参加いたしましたが、暴れた方などいませんでしたよ。大丈夫です。フェンテに参加される方たちは、皆さん紳士ですから。今年も、楽しい出会いが一杯でした。
    でも、常連の間では、年々病気の話と想い出話が多くなってきました。これって、いったい•••

  4. めだか より:

    さっき、画伯のページを見てました。
    いやあ、増殖してますなあ。
    思わず、見とれてしまいました。

  5. ル・ボナー松本 より:

    Re:めだか さん
    そうでしたか安心しました。
    フェンテの平均年齢が相当高いということなんでしょうね。めだかさんは万年筆趣味歴は長いですが年齢は若い方ですよね。50を過ぎると急に色々な病気と遭遇するし、思い出話してしまいますよね。
    画伯のページですが、カバンではなくて万年筆の方で出てましたよね。お恥ずかしい。確かに徐々にですが増えております。

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