ル・ボナーの一日
今年も「アファンの森で語る会」へ
2008年10月15日
今年も「アファンの森で語る会」に参加するため黒姫山まで。
C・W・ニコルさんと賛同する仲間たちが育て維持しておられる
アファンの森を散策しお話する会で、2年連続の参加となりました。
森は多くの事を語りかけてくれます。
ただその語りかける言葉を、都会に住む私たちは多くを聞き取る事ができない。
森の守り人・松木さんのような人の通訳を介して自然に接する時、
そんな都会人にも、森の語りかける多くの事を知ることが出来る。
森と一緒に暮らすには五感で感じる事が大事。
キノコだって食べられるか毒かなんていうのは図鑑で調べてなんて悠長なことしなくても、
口に含んで噛み砕いてみれば判る。毒キノコだったらぺっと吐けばよい。
落ち葉がすぐに腐って土にならないのは、タンニンの作用だそうだ。
革のなめしにタンニンを使うようになったのもうなずける。
山椒の小さな実を潰すと、あの香りがプアーっと広がるだけで感動する。
感受性が鋭敏になるのを感じる森の中。
縄文人は森と共存共栄しながら生きた。豊かな森は人が作りだす。
イタリアを旅した時街は素敵だったけれど、奥深い森のある風景を見ることはなかった。
人の手をかけることで豊かな自然は維持する。
日本の自然は世界に誇れる豊かさを持っている。
この国に住む多くの人は気付かないけれど、
生粋の日本人より日本の自然と文化を愛おしく思うニコルさんです。
老若男女雑多な人たちが集い語る。この空気感が素敵だ。
日常と違うこの一夜のリフレッシュが、かけがいのない時間に思う。
そして痛感する。若い人たちが素敵だということを。
夢中になって生きていける道を模索している若者たちと出会い語り合う時、
日本の未来への希望を感じることが出来て、
おじさんたちも頑張らなければとあらためて思う。
今回ニコルさんは武道について話された。
勝ち負けを決めるスポーツではない武道。
日本人が忘れかけている日本人の心の豊かさ。
来年もまたこの地に来よう。
オールナイト マイ・アルファを走らせて黒姫山に。
Le Bonheur (22:20) | コメント(2)
Comments
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Re:pretty-punchan さん
何をおっしゃいますか。夜中寝ずに走り続けましたが、ドライバーも同乗者も眠気を起こさせない適度な緊張感を与えるドライビングは、本当の安全を提供してくれます。ただ120キロで5速3500回転は長時間だと少々排気音が気になり、6速が欲しいなぁ~と思いました。その事について詳しくは次々回書きます。
「自然にやさしい」なんて偽善めいた言葉とは無縁の世界。C.W.二コル氏は最も自然を理解している人たちのひとりだと思います。
それはそうと、アル君は無事に往復の長旅を耐え抜いたのですね?ちょっと、意外。