遅れていた9月分のオーダーベルトも出来上がり、今月分のオーダー時計ベルト作り。
フランク・ミュラーの時計用に、ペリンガー社のクリスペルカーフで作りました。

左の時計ベルトはフランク・ミュラー純正ベルト。
時計ベルトのトップブランド・カミーユ・フォルネで作っているのではないかと思います。
完成された良い時計ベルトです。革はデュ・プイ社のフジカーフあたりかと思われます。
時計ベルトはあくまで時計の脇役。その意味で最善の仕上がりだと思います。
右の時計ベルトが、今回私が作った時計ベルト。

正直脇役のはずなのにかなり主張しています。
表と裏を斜め漉き合わせにして、一部に革の芯をサンドイッチしてます。
その革の芯は豆カンナで削いで、私好みの形状に整形してます。
山が純正ベルトに比べて3倍ほど高さがあるので、
ミシンでは縫えなくて手縫いでの縫製です。
手縫いの場合麻糸を使うのが一般的ですが、
磨耗に強いナイロン系のビニモのグレー色を使って縫いました。
ベルトのコバは磨耗しやすいので、染料での古典的なコバ処理をしております。
何せ脇役ですから、この立体感が似合うかどうかは
時計に装着して腕に巻いてみないと分かりません。
でもこんな風に作ってみたかったのです。
合わなければ大人しい時計ベルトに作り直すことになりますが。

クリスペルカーフという最高級のボックスカーフが時計ベルトに適しているのは、
1年以上前に作ったF氏の時計ベルトの現在の状態を見て実証済みです。
時計ベルトを作るのは面白い。
シンプルで小さな時計ベルトの中に、作り手の個性を表現する面白さ。
合理的に作れば簡単だし、それで十分機能ははたすけれど、
微細な部分も手をかけて表情を作り出した時、応えてくれる。
まだ時計ベルトを作り始めて間がないけれど、
ル・ボナーらしい時計ベルトの試行錯誤現在進行形。
小生の昼休みの楽しみである本ブログ、今日は10分でレンジグルメを流しこみ、午後に備える間にチラ見するつもりでした。しかーし!思わず声をあげましたよ。素晴らしいベルトをお作りいただき本当にありがとうございます。革のクオリティと3次元デザインの融合は主役を喰うほどの名脇役になってくれそうですね。フランクのトノウの3次元曲線と組み合わさった時にどんな輝きを放つのかが楽しみです。ああ、グレーのパパス共々、一日も早くいただきにあがりたい!!あ、早く食べないと。。。