ル・ボナーの一日

ジッツオの三脚

2008年10月08日

私が毎日のように写真を撮るようになったのはブログを書き始めてから。 ブログに興味を持っていただくには、写真を必ず添付すと良いよと言われて。 それから私は毎日のように撮った。 でも元来、興味をあまり持っていなかった私であった。 そのため、第1回イタリア旅行の時の写真は手ぶれがひどくて、 多くに親しい人から、写真見ていると船酔いしそうなんて言われる始末。 時計ライターのN氏の自慢の時計を載せた時などは、 差し替えて欲しいとN氏からメールで写真を送られて来た時もあった。 一時私は写真を撮ることに完全に自信をなくした。 その後接写得意のデジタルコンパクトカメラを、カメラ好きF氏に薦められ、 そのコンパクトカメラ(カプリオR5)を使い始めて少し自信回復して、 万年筆や時計などのアップ写真ばかり撮っていた。 カメラが本当に面白いと思ったのはつい最近、 大和出版印刷の社用に使っていた3世代ほど前のデジタル1眼レフを、 半強制的に無償永久レンタルに成功してから。 色が違うのだ。これは面白い。私は結構夢中になった。 そして1回のブログの記事において写真を多く載せるようになったボンジョルノであったぁ~。 この面白さをより楽しむには色々なモノがあるとなお楽しい。 またまたフリーマーケットにて、三脚をゲット。 いくらだと思います?。なんと500円で買ったぁ~ 8928%E4%B8%89%E8%84%9A.jpg 500円で入手した三脚。 少しプラスティッキーではありますが、カメラ小僧初心者にはこれで十分ではないでしょうか。 私の撮影グッズの充実は静かに進行しております。 入手して10日、その間この三脚を500円で入手した事をお客様たちに自慢しておりました。 あとはレリーズがあれば完璧だぁ~。レリーズは1000円以下の値段から売っている。 実際に見比べて購入することにしよっと。 昨日加藤セイサクジョ・カンパニーのセルロイド軸の筆記具コレクターの ハンドルネーム・エアコンマンさんが来たぁ~。立派な三脚持って。 この人、本当は天体観測趣味が本命だったのだ。もう使わないからこの三脚進呈すると。 天体観測用にはもっと立派な三脚をお持ちのようであります。 連続して三脚をゲット!。二つもいらないでしょうと言われればその通り。 でもエアコンマンさんが持って来た三脚は見るからに高級な質感。 %EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%AA.jpg その三脚はフランス製のジッツオの三脚。業界では有名なブランドの三脚らしい。 見たからに質感があってこれだけで十分モノとして絵になる。 理科の実験室にあった顕微鏡を思い起こす質感。 その上一脚で使えたり、三脚の真ん中下部分にもカメラを取り付けることができたり、 機能満載で、その上安定感抜群でびくともしない。これは凄い。 ただ重~い。本格的な分重いのか。これは普段持ち歩くにはしんどい。 それに比べ500円三脚は軽~い。 コンパクトデジタル用に500円三脚。一眼レフにジッツオ使お~っと。 %EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E4%B8%89%E8%84%9A%E4%BA%8C%E3%81%A4.jpg それにしてもこの二つの三脚を並べると本当に大きな違いを感じる。 ネットで新品時の価格を調べてみると、10倍以上の価格差。質感の違いはそれ以上。 道具の意味をしみじみ感じるボンジョルノでありました。 %EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%96%E6%92%AE%E5%BD%B1%E9%81%93%E5%85%B7.jpg 親しいお客様は、私の事をわらしべ長者などと笑いながら言った。 まったくありがたいことに、その部分なきにしもあらず。 特に撮影機材の充実はその最たる状態であります。これ全部でかけたお金は500円。 ありがたいことであります。皆様に感謝、感謝~。 その恩恵と優しさに報いるためにも、良い写真撮らなければ。 先日、現在カメラにも夢中なライターN氏が重~いのに私に見せびらかすために、 ハッセルブラットの6×6の美しいカメラを持って来られた。 スェーデン鋼の美しいボディーはまさに芸術品。 それに加えてカールツァイスのレンズは素敵です。 フィルムは相当面白そうですが、数打ちゃ当たる方式の私には お金がかからなくて手軽なデジタルは、楽でやめられません。 ただ手軽というには、どんどん機材が重くなってゆくなぁ~。

Le Bonheur (04:45) | コメント(12)

Comments

  1. たなか より:

    おはようございます。
    随分朝早くのブログの更新ですね。
    私も今更新を終えて散歩に行きます。
    10月の始めにお店の様子のアップが出て、
    私がお邪魔して早1年になるんだなあと
    感慨深く読ませていただいていました。
    またお邪魔したいのですが、なかなかいけません。
    またお会いできる日を楽しみに、仕事を頑張っていきたいです。
    これからも末永くよろしくお願いします。

  2. ル・ボナー松本 より:

    Re:たなか さん
    いつもこんなに早く起きている訳ではありませんが、今夜は目が覚めてしまいました。若い頃はそんなことなかったのですが、熟睡時間が短くなって早寝早起きの日が多くなってきたかもしれません。でもたなかさんも早起きですね。
    ところで新型パパスが近日中に出来上がります。何色にしますか?。

  3. たなか より:

    パパスは茶でお願いします。
    楽しみに待っています。

  4. orenge より:

    ジッツオの三脚,いいですね。気になる点は,一番下の足がなぜか他メーカーに比べると細いのです。それとセンターポールと脚で手をはさみやすいので気をつけてください。ベルボンの自由雲台のようですね。クイックシューをとりつけるとカメラと雲台がワンタッチで取り付けOKです。レリーズは静物の撮影ならセルフタイマーを使えば必要ないと思います。

  5. エアコンマン より:

    こんばんは
    早々と立派な内容でアップしていただいて、実は、体のいい押し売りですが、持っていった甲斐があったというもの。
    道具なので、我が家で隅の方で置物になってるよりも、使ってもらう方がジッツォ君も喜ぶことでありましょう。
    あのEOSの重量にも耐えるには、これくらい必要でしょう、がんがん使ってください。
    聞くところによると、ボンジョルノも昔は天文坊やだったそうで奇遇だなー。また、スキーヤーでもあったそうで、通っていたスキー場も車山だったと。これも奇遇だなー。世間は狭いというか、よく似た人たちが集まるというか。
    近々、お邪魔して大きな双眼鏡での観月会を催そうかなと思っております。

  6. ル・ボナー松本 より:

    Re:たなか さん
    わかりました。
    茶を置いておきます。
    Re:orenge さん
    これから活用していきたいと思っております。それにしてもベルボンの自由雲台がよく分かりましたね。驚きました。そうかセルフタイマーという手もあったんですね。
    Re:エアコンマン さん
    ありがとうございましたぁ~。
    見れば見るほど、触れば触るほどその質感に魅力を感じます。これから重いけれど持ち出して活用させてもらいます。
    天体観測は姉が趣味で、私は少しかじっただけだし、スキーは確かに何度か車山に行きましたがうまくならずに、後にテレマークスキーだったら比較対象がないのでと転向した屈折ミーハーで、ほどほどでありました。お恥ずかしい。

  7. pretty-punchan より:

    すみません、私信です。ボンジョルノさんご希望の改造式デュポン、無事に落札しました。今度ブッテーロの引き取りを兼ねて持っていきます。それとやはりボンジョルノさんが希望されていた1930年代のコリブリ・キックスタート(バイクのキックスタートに似た着火方式)がややヤツレたコディションでヤフオクに出ています。ヴィンテージの味はでています。推測落札金額は12,000~¥14,000だと思いますが、どうします?行っときますか?やめときますか?以上悪魔の囁きでした。

  8. ボンジョルノ松本 より:

    Re:pretty-punchan さん
    シィ~!駄目ですよ。公の場で私がモノを入手するのを頼んだことを言っちゃぁ~。そうでなくても肩身の狭ぁ~い私?なのですから。30年代のコリブリは魅力的ですがいりません。欲し~い!なんて本能のままに言える訳ないじゃありませんか。すぐにヤフオク見てしまいましたが、いいやれ具合で魅力的ですね。でも駄目です。

  9. orenge より:

    「写真」は一時期凝ってました。カメラ,レンズ,露出計,ストロボ,カメラバッグ・・・・三脚や雲台は,ジッツオ,スリック,ベルボン,ハスキー,マンフロット等いろいろ物色しました。もちろん,ベルボンの自由雲台は持ってます。

  10. ル・ボナー松本 より:

    Re:orenge さん
    カメラの世界は奥が相当深そうなので、私はほどほどノーテンキでいくことにいたします。

  11. 500E より:

    ご無沙汰しています。
    そう仰らずにヴィンテージカメラの世界を覗いて見られては?
    松本さんなら絶対ハマリますよ。
    ヴィンテージウォッチも味わい深いけれど、ヴィンテージカメラは機械を愛でるだけでなく作品も生み出せるんですから。
    デジカメ人気に押され、ライカなど一部のカメラを除き、かつての銘機が驚くほど安く入手出来ます。以前、高嶺の花だった名玉も、少し呑むのを控えれば、取っ替え引っ替え使えます。是非、ハマッちゃって下さい。
    以上、プラスティッキーなデジカメが、どうにも性に合わないジジイの独り言でした。

  12. ル・ボナー松本 より:

    Re:500E さん
    親しいお客様がボンジョルノは古ければ何でも好きみたいだと言われた。ある部分当たっております。職人が作った痕跡を感じるのが好きなようです。そういったモノだったら大事に出来る。
    カメラはより楽しむためには多くの知識を要します。万年筆や時計は知識なくても楽しめます。今まで知らなかった知識を新しく吸収するのなら、本職のカバンと革についての知識を深めることに力を注ごうと思います。やはりほどほどでいきます。でもライカもいいなぁ~。

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