ル・ボナーの一日
ル・ボナーの家具
2005年12月04日
私はフランスのアンティック家具がすきです。写真の鏡台とテーブルもそうです。
フランスのものはウォールナット(クルミ)が多く使われていて、硬質な木目がわたしは好きです。日本に輸入されるヨーロッパのアンティック家具はイギリスの物が多く、イギリス物はオークを使った塗料の厚塗りの家具が多くて、好きになれません。
特に写真の鏡台はクルミの根をつかった象嵌細工を表面に使った手のかかったもので天板の大理石の年代から推測して200年は経っているとの事。テーブルはフランスのウォールナットの家具らしいキメの細かい木目を松脂のワックスで磨き上げ、それぞれの足に控えめな彫り物がしてあります。
この鏡台とテーブルは東京の国立にあるタイムジャックというフランスアンティック家具を専門に扱うお店で購入しました。お店は小さいのですが、郊外に3箇所倉庫があり、そこには宝物がいっぱい隠してあります。それに都内のお店に比べて値段が安くて、質がいいのです。
ル、ボナーの年末の大掃除の仕上げはこの家具たちをフランス製の松脂のワックスで磨き上げることです。
家具も鞄も革も人の手仕事は、それぞれの国の文化や民族性に起因していると思います。百花繚乱だから面白いのです。グローバルスタンダードという言葉は私には無機質なつまらないものを感じます。好き嫌いは別として、色々あるから楽しい。無駄は豊かさだと思う。
Le Bonheur (23:15) | コメント(0)
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