ル・ボナーの一日

50歳代のあるべきファッション?

2008年04月25日

私は50歳を過ぎてから派手になった。 背広を着ないで済む仕事をしてきて、アウトサイダーよろしくカジュアルな服装しかしてこなかった。アウトドアーな服装オンリーで過ごしてきた。十代もアイビーファッション。 コンチネンタルファッション(40年ほど前はそう言っていた)なんてチンピラなお人のするものと思っていた。 そんな私がここのところメタボリ体型のためもあって、楽な服装を求めるようになった。 そして還暦の赤に向かって派手な色調まっしぐら。 ボンジョルノ松本は、イタリア富裕層のおじさん風な趣向を強めています。 ビスコンティー的ではなくて、フェデリコ・フェリーニのカラー映画に出てくるイタリアおじさん風。 皆は、イタリアの田舎のオヤジ風だと言う、失敬~な!。 itariannna.JPG 私の身の回り品は50歳を過ぎて、派手さを強めています。 ある時、おばさんのグループがル・ボナーに来店し、ハミはその人たちを接客、私は奥のマイ仕事机で黙々と仕事していたら、そのおばさんたちがハミに「奥の職人さんはイタリア人なの?」と尋ねているではないですか。それはまぎれもなく私の事を言っているのではありませんか。私は大変気を良くし、それ以来私はイタリアおじさん風まっしぐらぁ~。 私はイタリアが大好きであります。美と醜の混沌。生きてることを純粋に楽しんでいるような人たちの住む地。3年連続のイタリア訪問は風前の灯、誰か誘ってくれる人いないかなぁ~。 そんな私が、英国ジェントルマン的な服装を好むはずがありません。 特に靴はイギリス的な靴はいけません。がんじがらめっていう感じがするのです。履いたことないから偏見以外の何ものでもない意見。今まで靴はスニーカーしか履かなかった(履けなかったぁ~?)私でありましたが、縁あり安くイタリア的な革靴が一挙に増えたのですが、履いてみるとこれがなかなか良い。特に革底の革靴は足の延長線上に大地を感じる感触が、50歳超えて生まれて初めての体験で、はまりそうで怖ぁ~い。派手な色のイタリアンな靴は特に新鮮で楽しい。 konnbure.JPG そんな私ではありますが朝夕少し寒い今日この頃、紺のブレザー着ています。 少し前まではこの季節、アウトドアーなパーカー類を羽織っていた訳でありますが、サラリとした肌ざわりでゆったりしたコンブレは非常に楽なのであります。メタボリも相まってこの季節はコンブレでいきます。少し私には地味ですが、このさらりとした着心地は良い。アウトドアーなパーカー類は、お腹回りが細くなってフットワーク軽くならないと戻れない。 夏も今年は、パナマ帽に派手なイタリアンな革靴はいて、ゆったりめの麻のブレザーでいこうと思っております。本人はマルチェロ・マストロヤンニになったつもり。コンチネンタルファッションばんざぁ~い。

Le Bonheur (22:02) | コメント(2)

Comments

  1. 三好 より:

    さりげなく、でも大胆に置いてある時計と万年筆は?

  2. ル・ボナー松本 より:

    三好さん
    万年筆はデルタのアルファロメオで、時計はさて何でしょう?。革靴初心者のボンジョルノ松本に、革靴スペシャリストの三好さん、色々教えてください。

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