ル・ボナーの一日
東京出張の常宿 学士会館
2008年01月25日
今回の東京出張は日帰りでも行けたけれど、やはり学士会館に泊まらないで帰る訳にはいかない。
この昭和3年築のレトロな建物は、外観は何度かお色直しをしているようだけれど、内部は戦前の風情を大事に守っている。学士会館は結婚式や旧帝大卒の人たちの集まりの場としては知られているけれど、一般の人が泊まれる場所としては、あまり知られていない穴場です。
私的には、1泊2~3万円する高級ホテルに泊まるより、この宿の方が良い気分。それもシングル朝食付きで9,200円です。ビジネスホテル並みの値段です。旧帝大の7大学を卒業した人なら7,000円で泊まれちゃいます。箱根や軽井沢のクラシックホテルの風情を東京のど真ん中の神保町で安いお値段で楽しめる学士会館は素敵です。
ステンドグラスがあちらこちらに
この建物の内部は、泊まるたびに新鮮な発見が見つけられる。泊まるたびに益々愛着がわきます。
次回泊まる時はバーに行ってみよう。ただ11時で終わりなのは早過ぎるなぁ~。床屋さんにも寄ってみないといけません。エレベーターを使わず階段で4階の部屋まで登るだけで楽しい。
今回はシングルがとれなくて、ツインをシングルユースで泊まることになった。3000円アップなのだから、いつものイギリスのパブリックスクールの寄宿舎風(それはそれで大変気に入っている)ではなくて、雰囲気のある部屋を期待して鍵を開けると、やはり寄宿舎風。ベット一つ分広くなっただけ。
ただ角部屋で窓が二面にあるので、解放的で目覚めが気持ち良い。
年輪を感じる机を前にすると、勉強したくなる?雰囲気。
おもむろにあの上製本仕様のノートと万年筆を出してス~ラスラ。でも何で出張先までいっぱいの万年筆を持ち歩く必要がぁ~。万年筆菌に侵された人間の悲しい性(サガ)であります。
今回は初めてメインダイニングでの朝食です。いつもの喫茶風の場所での朝食もいいけれど、このシックな内装は圧巻であります。また知らなかった学士会館の魅力を感じました。
いつもは洋食でホテル並みのプレーンオムレツを頼みます(だって作るのが精養軒ですから)が、今回は和食を頼みました。鮭が脂が乗っていて厚みがあって美味しい!。
タイムマシーンで別の時代に来たような錯覚をしてしまう空間。
学士会館がいつまでもこのレトロな風情で存在していて欲しい。そう願う私です。
Le Bonheur (21:52) | コメント(0)
Leave a Comment