ル・ボナーの一日

万年筆道楽とTAKUYA君の受注会

2007年11月12日

私は小学生だった頃、コンパスとしても使えるシャープペンや、新しく発売された筆記具(学研のサム、三菱のユニ、etc,,,,)をなくていいのに色々買ったなぁ~。 その後大人になっても、メジャーやホッチキス、ハサミ等が一つになったビクトリノックスのような多機能文具が発売されると使わなくなるのは分かっていても買ってしまっていた私でした。 文具は大好きだった。東京で鞄の卸をしていた頃、銀座の卸し先の道向かいのITOH-YAに行くのが楽しみだった。しかし見るだけで、必要のない物はその頃買えなかった。 %EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%E7%AD%86%E8%A8%98%E5%85%B7%E3%81%9F%E3%81%A1.jpg そんな私の潜在意識を呼び起こさせられたのが2年ほど前。バーガンディーS氏がイントロを奏で、古山万年筆画伯がどうもどうもと言いながら「今手に入れないと後悔しますぞ」と万年筆菌を撒き散らし、pen and message の吉宗さんが万年筆を愛でながら静かに時が流れる空間を提供していただくに至って、私は完全に万年筆菌が発症してしまった。その後万年筆は増殖の一途。 現在日々(徒歩10分程度の自宅から仕事場までの移動時も)これだけの筆記具を持ち歩いております。屁理屈はいくらでも言えますが、要は赤ちゃんのおしゃぶりのようなもの、持っていると安心するのです。 万年筆が増殖するのと並行して万年筆愛好家の人たちと知り合い、その何人かの人たちと交流を持っている今日この頃ですが、万年筆趣味は一見知的に見えますが、全然そうではないと思います。 近年万年筆ブームだそうです。火付け役は古山画伯なのでしょうが、氏は飄々とマイペース。事実を10倍?にして講話しけむに巻きながら、万年筆ブームに貢献しておられます (本人は事実しか語らないと言っているけれど、信じている人は少ない)。 他にも色々な人と知り合ったけれど、みんなランドセルを背負ったオヤジです。だから楽しくて、ますます深みにはまる~。 万年筆趣味の世界は狭い。アナログでお洒落でないレトロロマンな趣味趣向は、効率最優先の現代社会に生きる人たちの一部の心をとらえた。あくまで一部ですが。 夜な夜な机に向ってお気に入りのノートにお気に入りの万年筆で、ヌラヌラ書き味で書く時の心の解放感。その至福のひと時のために万年筆は増え続ける。 なくても困らない。ないとつまらない。そんなモノが好きです。 %E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86%E8%8F%8C%E9%87%8D%E7%97%87%E6%82%A3%E8%80%85.jpg こんな風に首からお気に入りの万年筆を革の一本差しのペンケースに入れて、ぶら下げるようになったらもう普通の人には戻れない。最初私はそんな風にぶら下げている人にだけはなりたくないと思っていました。大人がすることではないし、万年筆趣味人でない人には理解不能な姿に映ると思っていました。 しかし、、、いつからか私がそんなお仲間の一員になっていたぁ~。 私のぶら下げている一本差しのペンケースは、TAKUYA君が作ったKENSAKI万年筆専用グリマルディーです。ジャストフィットするペンケースです。これを作ったTAKUYA君が12月1日(土)の11~16時にル・ボナーにて実演受注会をします!TAKUYA君の作る手縫いの革小物に興味がある人は、是非来てくださぁ~い。

Le Bonheur (06:46) | コメント(4)

Comments

  1. TAKUYA より:

    今回は直接みなさまにお会いできる機会を作って頂き、ありがとうございます。
    グリマルディを中心に、オーダーをお受けいたします。
    松本さんのような「自分だけのオリジナルペンケース」をあつらえるお手伝が出来れば幸いです。
    穴飾りや革の切り替えしなどグリマルディならではのデザインが楽しめます。
    ご提案もさせていただきますが、自由な発想でオーダーの醍醐味を楽しんで頂ければと思います。
    お気軽にご相談頂けますと幸いです。
    詳細はTAKUYAメールマガジンにてお知らせさせていただきます。
    TAKUYA拝

  2. okamoto より:

    「伺います!」
    と、言いたいところなのですが、会社の引越し日なんですよねぇ。。。
    上手く抜け出せたら…。
    なんて、考えています。(^^;

  3. ル・ボナー松本 より:

    TAKUYAさん
    TAKUYA君の必殺技術のお披露目きたいしています。真似出来ない技術と技巧で作った革小物たちだと思いま~ぁす。沢山の人が来てくれると嬉しいですね。
    okamotoさん
    実際に作るところを見るとTAKUYA君のペンケースは大変な手間がかかっていることが実感できます。特別なペンケースがもっと特別なモノとして感じることが出来ますよ。

  4. TAKUYA より:

    okamotoさま、ありがとうございます。
    もし抜け出せた時は,是非!!
    その時は是非お声を掛けてくださいね!!
    ボンジョルノ松本さま、ありがとうございます。
    楽しくなってきましたね!!
    準備にも気合が入ります!!!

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