ル・ボナーの一日

クリスペルカーフで作ったグラス

2007年11月05日

%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%92.jpg たなか様のための、たったひとつのグラスが出来上がりました。 %E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%EF%BC%93.jpg 錠前の手油のふき取りを忘れての撮影ですが、 キメの細かさ、お伝え出来たでしょうか? %EF%BC%91%EF%BC%90%E6%9C%88%20077.jpg 硬質でありながら、しなやかさも兼ね備えた美しい表情 %E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E5%86%85%E8%B2%BC%E3%82%8A.jpg 内装は、デットストックのブレンダボックス イタリア、フラスキーニ社の革 %E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%A0%EF%BC%92.jpg 錠前は、ロジュームメッキのシリアルナンバー 02/10 ブリーフケース作成の場合、芯材の検討から始まります。 それぞれの、革の表情、個性をどう生かせることが出来るか。 切れ端に、いろいろな芯材を貼り、感触を見たりカーブをつけてみたりと 出来上がりのイメージを想像しながら、つい時間を忘れてしまいます。 クリスペルカーフには、薄く、かつ密度のあるしなやかな芯材を数年ぶりに使いました。 悩んだ価値がありました。ドン!ピシャ!です。 持ち手の芯は、定番より少し細身に削ったため、美しいラインが出たと思っています。 クリスペルカーフでの鞄製作は、もう訪れないかもしれない、と思うと残念でなりませんが この革に出会えたこと、そして充実した楽しい製作時間がもてたこと、大変しあわせです。 クリスペルカーフは、口数の少ないしとやかな貴婦人 着飾った派手さはないけれど、すれ違い様にふっと振り向いてしまうような、 魅力を秘めた女性を思わせる革だと思っています。 写真撮影難しかった。 間接照明の下、高貴なまでの光沢が浮かび上がることをイメージしながらも 失敗の連続、きめの細かさが伝わらない、反射が強すぎる・・・ 数日かけての、F氏と主人の力作?画像です。 クリスペルカーフの魅力、お伝えできたかしら?

Le Bonheur (12:59) | コメント(12)

Comments

  1. O より:

    お世話になっております。
    ロジウムメッキ、改善されたようですね!!
    それにしても、美しい!!
    近日中に、実物を拝見に伺いたく存じます。

  2. orenge より:

    ついに「あらゆる鞄を超えた鞄が生まれた。」といえるほどの素晴らしさです。

  3. ハミ より:

    O様
    O様ご注文の裁断の後、少し残るの。
    鞄は無理ですが、薄味の書類ケース作れそう。でもオーダーや予約はダメよ。盤面を見てからだし、作りたいものを作ってからの・・
    早いもの勝ち!にするの。
    わがままな私で、ごめんなさい!
    orenge様
    ありがとうございます。
    魅力いっぱいの革
    仕立てることができ、
    とっても幸せです。

  4. 三好 より:

    見たい!見たい!見たい!
    明日湾岸線で和歌山に行くので帰りに寄ります。よろしくお願いします。

  5. ハミ より:

    三好様
    来て!来て!来て!
    待ってまーす!

  6. クワハラ より:

    今晩は。どきどきするような、男前のグラスですね。持つよりも、ずーっと眺めて居たい様な。
    使い込むとどんなハンサムになるのでしょう・・。
    一昨日、神戸大丸前で、お着物にパープルのプティトートを合わせたマダムを見かけました。お着物にも似合うんですね。しっとり大人のパープルに見えました。

  7. たなか より:

    おかげさまで、とうとう出来上がったのですね。
    究極のグラスが。
    本当にご無理をお聞き頂きありがとうございました。
    なんか画像を見るだけでもわくわくします。
    いつも私の傍にはル・ボナーさんの鞄達がいます。いつも私の相棒で、どこへ行くにもいっしょに想い出を作っています。
    このグラスは勝負鞄です。
    大切な契約や、気合を入れる時には絶対このグラスだと、お願いする時から決めていました。
    慌てずにゆっくり待っています。

  8. ノブ より:

    すごいですね!ため息しかでない鞄です。
    革の質感はハミさんが惚れるほどのものですから・・・
    ブリーフは打ち止めと考えていても、こういった鞄をみてしまうとぐらぐらします。
    昨晩は、自分の鞄たちの磨きに力が入ってしまいました。

  9. ハミ より:

    クワハラ様
    ありがとうございます。
    プティトート、普段使いに、と考えたパターンですが、正装時にお使いいただけてるなんて、とても嬉しいわ!
    たなか様
    はい!やっと出来上がりました。
    見に来られた方々も、特別な時に持つ鞄、と感動して頂いています。
    ご覧になりたい方々がおられますので、もう少しお待ちくださいね
    ノブ様
    わぁー、ノブさんからのコメント
    とっても嬉しいです!
    手前みそですが、革がね、喜んでくれてる様な気がするの。

  10. まるやま より:

    松本さん、ハミさん、こんにちは!
    言葉を失いました。  
    言葉を失うメンズバッグって初めてです!
    年内に一度お伺いしようと思っていますが、その時までありますように(手を合わせて)

  11. ハミ より:

    まるさん
    世の中には、もっとすごい鞄はあるんです。
    大切な革の声を聞いて、これからも楽しく続けてゆけたらいいね。
    その時には、ないよ~ん!(笑)

  12. オカザキ より:

    お世話になっております。
     http://www.boq.jp/closeup/mensba/2007/071219/071219.htm
     ↑ぜひ、ご覧ください。

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