ル・ボナーの一日
ホワイトホエルの村田さん
2007年10月27日
村田さんが来てくれました。私はアル君で新神戸まで迎えにゆきました。
改札口を出てきた村田さんは昔と同じインディアンです。一緒に同行したお友達も同じ、いやそれ以上に個性を感じるファッション。ビジネスマンが多い中、突出した存在感。そんな二人を見てホットする私がいます。ファッションは自己表現の形、伝える個性はエネルギーが必要です。それを忘れかけていた。
ハーバーハイウェイを気持ち良いドライブで六甲アイランドのル・ボナーに。
チャーが迫力ある二人のおじさんに怖気づいて吠え続ける中、ハミは久々に村田さんに会います。
16年の歳月が経過しているのに、近況報告なしに自然に溶け込めるのは、柔らかな優しさを持った村田さんの包容力ゆえ。言葉はいらない、大事な人との再会。
「スタジオT&Y」の村田さんは、私たちにとっては20年前の店名「ホワイトホエル」の村田さんのままです。
村田さんから私とハミに、作ったアクセサリーのプレゼント。
私たちのモノ作りの方向性とは正反対のモノ作りの品。しかしその中に感じられる村田さんの素朴な個性という味わいは、特別な愛おしいモノに昇華しています。楽しくモノ作りして、頑張らずに自分を表現できれば幸せだよと話しかけます。
何を話した訳でもなく、柔らかな優しい時間が過ぎてゆきました。もう別れの時間。
今度東京に行く時は村田さんご夫婦にまた会いにゆきます。ナチュラルにモノ作りを楽しむ気持ちを吸収させてもらいに。
説教がましいことは一言も言わない心の師に比べ、私はランドセルオヤジだのに説教がましい事を言ってしまう。言ってしまってから後悔する連続であります。大人にはなれなぁ~い。
( ハミから )
写真嫌いの私ですが、村田さんとなら是非に、と。
村田さんご夫妻の作る革製品はどれも美しかった。
渋なめしの革なのに、ふんわりした小物たち
こしのある革なのに、柔らかく見える鞄たち
同じ国内の渋なめし革を使いながら、技法を沢山教えていただきながら
私たちはなかなか近づくことが出来なかった。
あの頃、女性がお手伝いでははく、
一からバッグ作りをされてる方は皆無に近かっただろう。
いつしか私は、奥様の由美子さんが目標になった。
迷ったり、躓いたりすると、由美子さんを思った。
今、使う革は違えど、由美子さんはバックを作り続けている。
「私はバック作りが好きなのよねー」と電話口で話されていた。
私の目標は変わりなく、そしてお元気だ!
あぁ~、会いたくなっちゃった!
Le Bonheur (08:31) | コメント(2)
Comments
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orengeさん
私にとって村田さんは師です。同じレベルだとは思ったことはありません。尊敬しています。
同じ土俵(もしくはレベル)で語れる人は大切ですね。