ル・ボナーの一日
疾走するハミ
2007年08月12日
朝チャーがキュンキュン鳴いている声に起こされた。まだ午前6時です。
あれハミがいない。ハミ~と呼んでも返事はない。急に不安が走る。ここのところ夫婦喧嘩もあまりしなくなって平和な状態だから私に耐えられなくなって家出したなんてことはないと思うけれど、もしや老人性痴呆で徘徊が始まったのかと心配になります。どこに行ったのだろう?
午前7時頃ハミが戻ってきました。買ったばかりのローバーのマウンテンバイクで六甲アイランドの街を取り囲むように作られた一周5キロの遊歩道を2周回ってきたんだそうです。
足腰が弱っていると感じたハミは自転車を漕ぐことで楽しく有酸素運動をしたいと思いママチャリでない自転車を今回購入し、今日がその試運転。私たち夫婦も健康を意識して日々暮さないと衰えを感じる年になっています。
ハミはフルスピードでマウンテンバイク。私は五感を刺激しながらアルファロメオのスポーツ?ドライブ。ハミの方が健康的な選択のようです。早寝早起きの今日この頃の私たち夫婦。ハミの早朝の自転車健康法はいつまで続くかな。
初めて土埃をかぶったハミのマウンテンバイク
昨日イタリア車との喜怒哀楽の蜜月の日々を、奥様の現実路線で国産車に乗り換えたというお客様が来られました。その後そのお客様は車には興味をなくし、自転車に夢中になったのであります。お持ちの自転車の話になると止まりません。自転車もこだわるときりがありません。そのお客様のお持ちの自転車は私が今回買ったアルファの車両本体価格ほどします。維持費は車と違ってかかりませんが、男は本当に困った生き物であります。ハイスピードでコーナーを自転車で突っ込み転びそうになったら、生身の自分の体はずりムケても復元するからと、体でマイサイクルのフレームを防御するそうです。フレームの塗装がはがれたり、曲がったりするということは、体の傷とは比べようにならない心の痛みを感じるそうです。当然奥様を含めて家族全員理解してくれません。
私は十分共感できます。しかしこれからのアルファとの日々を考えると、高級自転車なんてとんでもありません。男はモノから入る。自転車の楽しみを29000円の自転車で求めるハミはえらい!。私が自転車健康法に興味を持ったとしたら、まず自転車について下調べして、ハンドメイドでフレームを作っているお気に入りの日本の職人を探し出し、高価で耐久性は劣ったとしてもイタリアのカンパの部品で武装したマイ自転車なんて考えてしまう。でも待てよ、今持っているナチュラルサイクルなる自転車の錆びた部品をお気に入りの部品を買い集めて組み直すというのも面白いなぁ~。
あぁ~いけません。自転車に載るという本来の目的から逸脱した、モノ趣味から自転車を見てしまっている。これでは健康によくありません。
お盆のお休みが9日間ある会社が結構あるようです。私達はお盆は休みません(16日の定休日は休みますが)。来店されるお客様はそんなに多くはありませんが、そんな時こそ鞄作りに集中しないと遅れているオーダーの品がいつまで経っても終わりません。頑張りまぁ~す。お店のガラス越しに見える人工の川では家族で水遊びする人たちで賑わっています。恨めしそうにその風景をみながら、私達は鞄を作り続けております。
Le Bonheur (21:39) | コメント(2)
Comments
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デュラ坪さん
初めて奥様が見ることになったグレーのパパスは大丈夫でしたか?
先日来られた時、革鞄のことはあまり話しませんでしたね。次回来られるときはじっくり革鞄の魅力をお話しましょう。
ハミは3日間早朝の自転車続いています。岡山のサイクリングコースに連れて行ってと言われております。
先日は、お邪魔して長々とお喋りをすいませんでした。m(–)m自転車は大好きですが、革の鞄が好きでいつもこれで最後(一生物)と決めつつ買ってしまう始末です。次回機会があればまた、お仕事のお邪魔をさせていただいても良いですか? いつも二人で理解のあるハミさんがうらやましく思い話しています。外車に乗った事のない、国産優等生で我慢している方より。(当日は、本当にお話ありがとうございました)