ル・ボナーの一日

アルファの日

2007年08月04日

%EF%BC%98%EF%BC%8C%EF%BC%93%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1.JPG 昨夜、台風一過家族みんなで西宮ヨットハーバーに夜のドライブ。夜のヨットハーバーは風と波が船や桟橋を揺らし、キュルキュル、クアァ~ン、ブオ~ンと不思議なハーモニーを奏でています。しばし私たち家族はその音色を愉しんでおりました。 実は昨日アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型の納車の日だったのです。 屈折したアルファ好き(本人はドライビングの快感の探究者だと言っている)のY氏のご尽力で見つかったのです。1998年式(9年前)でありながら走行距離がたったの16800キロで、その上屋根付きの車庫で保管されていたようで、去年新車で買ったY氏の147GTAのアルファレッドより鮮やかな赤の新古車然とした9年落ちのアルファロメオなのです。車両価格59万円。こんなに程度の良い車めったにみつからないと購入を決意いたしました。試乗もせずに。 その車を関西屈指のアルファのディーラーである八光自動車で完全無欠の整備をお願いして納車の運びとなった訳であります。なにせ走行距離は少ないと言っても9年経った良からぬ風評多いアルファロメオです。車両価格ほどプラスかかりました。それでも新車の軽自動車ほどで、ドライビングの快感とアルフィスタのお仲間の末席に加わることができるのです。実際にこれから安楽なアルフィスタの道を進めるかどうかはわかりませんが。 台風の影響で風と雨がすごい状態の中、Y氏の147GTAに乗っけてもらって阪神高速湾岸線で大阪の堺にある八光自動車に整備が終わったアルファ145クワドリフォリオをいただきに。私は強烈な雨男なのです。子供の頃の運動会も何度かのキャンプも、いつも雨。今日も雨です、それも台風。普通でも風の強い阪神高速湾岸線。ビーちゃんでこの天候の湾岸線を走行するのは自殺行為です。帰りの運転に一抹の不安、、、、、、。 %E3%83%9E%E3%82%A4%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%EF%BC%98%EF%BC%8C%EF%BC%93.JPG 八光自動車のアルファロメオ堺に到着するとこれからマイアルファとなる98年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型のアル君が待っていてくれました。逸る気持ちを抑えて一応の説明を聞いてから、私は六甲アイランドまでの帰路、初ドライブです。風は強く吹き続けております。 初めて運転して思ったこと。これは面白い。見た目ただのコンパクトハッチバックのこの車、3000回転を越えたあたりからエンジンは躍動し始め、今まで味わったことのない快感を教えてくれます。150馬力のごく普通のスペックですが走りの質感が豊かな表情を伝えてくれる。そしてその運転の伴奏をしてくれるエキゾストノートはまさにレーシングカーです。私は憧れていたアルファ・サウンドを手に入れました。 前オーナーは国産車に乗り換えたそうです。じゃじゃ馬であることは一度乗ってみればわかります。運転が下手な私はスムーズなギアチェンジがまだ出来ていなくて、この車の面白さの一部しか味わっておりません。これから徐々にアルフィスタの快感を探究してゆきたいと思っております。 %E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E9%A1%94.JPG 30年前憧れだったアルファロメオ。Y氏がアルファロメオ初心者の私のためにいい塩梅のアルファをチョイスしていただきました。傑作ツインスパークエンジンは自動車に対する私の楽しみの新しい扉を開きました。八光自動車のメカニックの山田さん(この方も145に乗ってる)はエンジンを楽しんで下さいと送り出してくれました。料理自慢のイタリアの奥様が冷蔵庫の残り物で大変美味しい料理を作って食べさせていただけた時の感動に似た車、アルファ。 強風の高速湾岸線もいたってスムーズな走行安定性。今まで走行性能無視の車選びをしてきた故に、私にとってこのアルファはスーパーカーのようです。アルファ探究の日々が始まります。 夕方車好きの顧客のオバQ似のYさんとスタイリストMさん、それに東京から万年筆好きのバーガンディーSさんが来店されたので4人のおじさんでアルファの試乗会。外交辞令だとしても皆さん面白い車だと言って下さり、私は鼻高々。 8月3日はアルファの納車で有頂天になってしまっていた私は、娘の誕生日なのを完全に忘れていた。本当にどうしょうもない親父であります、、、、、、。

Le Bonheur (07:40) | コメント(11)

Comments

  1. orenge より:

    人生を変えられそうなクルマですね。おめでとうございます。

  2. Shino より:

    ついに念願のアルフェスタの仲間入りですね、おめでとうございます。アルファのフレグランスシート、装着しました?

  3. 三好 より:

    やった~~~。ついに!私も凄く嬉しいです。私も次はイタリア車にしようかな!(密かに次はFIAT500を考えています)
    東京のS様、貴重な万年筆のコレクションをお見せ頂き、また触れさせていただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いしま~す。
    久しぶりに伺いましたがル・ボナーはいつも幸せな空気でいっぱいですね。お仕事の邪魔をしてごめんなさいませ。
    でもお嬢様のお誕生日を忘れるのは・・・

  4. Y.N. より:

    おめでとうございます。
    我が家のラテン車も、台風4号と梅雨明けの雷雨による雨漏りで、二度も倅の席が浸水しました。
    よりラテン化傾向の高いアルファのこと、雨にも負けず、家人からの非難にも負けず、維持されることをご祈念申し上げます。
    子供の誕生日をよく忘れる後輩より。

  5. ル・ボナー松本 より:

    orengeさん
    アルファを思う存分楽しみたいとおもいます。
    先輩アルフィスタのshinoさん 
     お仲間になってしまいました。アルファのフレグランスは私は強く要望したのですが、家族のみんなに嗅がしたらイタリアの脂濃いおじさんの臭いだぁ~と言われて拒絶されました。仕事場の机の中に閉まったまま、永遠に装着できそうにないようであります。残念。
    三好さん
    試乗していただきありがとうございます。三好さんにはアルファ147・1600ccのマニュアル車で泥沼アルフィスタのお仲間に参加していただきたく願っております。娘の誕生日を忘れた罪滅ぼしに夜のヨットハーバーまでのドライブを提案したのですが、ただ運転したかっただけなんでしょうと家族みんなに言われちゃいました。図星であります。
    Y,N,さん
    ラテン車の先輩からのご忠告しっかり胸に刻んでおきます。でも今まで床上浸水するビーちゃんに乗っていたのですから全然雨漏りは苦になりません。家人からの非難は大変怖いですが。神戸に帰神される折には、私はアルコールが飲めないのでバランザックまで陶酔のアルファサウンドを奏でながらお送りさせていただきまぁ~す。

  6. 柳田 敏行 より:

    毎日楽しみに見させていただいてますが、初めての投稿です。先日は長時間お邪魔してすみませんでした。時計、万年筆、そして車と自分の中では当分の間封印しようと思ってたのに、偶然にお店にご来店されてましたS先生と店長の万年筆のコレクション、拝見するだけで終わってれば良かったのに、ご好意で筆をとらせて頂いたのが最後、書家である私(一応名だけの師範もってます。)の右手がその瞬間奮い立ってしまいました。それから万年筆のホームページを何度となく見ております。買いたい、いやおそらく今週買うと思います。よきアドバイスを!
    それより車ですよ。乗せてもらったが最後、あの無理のない自然な吹き上がりと心地よさ、アルファはスタイルはいいが繊細な車ですぐに故障するというイメージを持っており今まで一度も所有したことのない車でしたが、親友が3年前ぐらいからアルファカップというレースに参加しており、以来一緒に参加しようと誘われていたのもあり、(レースも145使用)気になっていたのは事実でした。
    があんなにも楽しい車だったとはって言うのが率直な気持ちでした。やっぱり車は万人受けして故障の少ない国産車もいいけど、これからは楽しませてくれる車探しもいいもんだなあと先日ふと思いました。非常に楽しく、中身の濃いひとときを有難うございました。あんなに状態のいいものは今後まず出てこないと思いますので大切にお乗りくださいね。

  7. ル・ボナー松本 より:

    柳田さん
    書を嗜んでおられたとは知りませんでした。車と時計は私の責任ではないけれど、万年筆趣味にはまったとしたら私の責任は重大であります。私のように1年間で8本なんてことにならないようにお気をつけてくださぁ~い。万年筆菌は侵されるとしつこいですぞ。
    私のアルファに対して車の専門家の柳田さんにそんな風に言っていただけると、私は有頂天になってしまいます。たしかにアルファカップで勝とうと思ったら145の前期型が勝利への近道だそうですが、昨夜またまた夜のドライブを楽しんだのですが、駐車場の床にエアコンの水以外にオイルがぁ~。一抹の不安がよぎっております。

  8. さわね より:

    楽しいひとときをありがとうございました。
    昨晩、東京に戻ってきました。一年前に伺ったときには時計の話はされていましたが、万年筆のことは・・・、一年間でここまで万年筆菌に感染されるとは思ってもいませんでした。ぜひ、東京・大井町「フルハルター」を訪ねてみてください。ル・ボナーさんと同じように心を癒やされる空間が待っています。
    ご一緒しましたMさん、Yさんこれからも宜しくお願いいたします。
    最後に、松本さんからご紹介いただいた神戸牛のお店「KOKUBU」は絶品でした。

  9. ル・ボナー松本 より:

    さわねさん
    そうなんです。1年でめぼしい万年筆だけでも8本です。どうやら本命は万年筆のようであります。フルハルターの森山さんにKENSAKI万年筆を研いでいただくのを、すごぉ~く楽しみにしております。
    「KOKUBU]での神戸牛満足していただけて良かったです。カメラマン高橋氏のお気に入りの神戸のお店なのです。生の状態の時赤身を確認できない絶品神戸牛はコレステロール過多の私は久しく遠ざかっておりますが、食べたくなってしまいました。

  10. 500E より:

    アルフィスタの仲間入り、おめでとうございます。
    風を切り裂き快音を響かせて走れば、名神も阪神高速もAutostrada del Sole。
    でも、POLIZIAには気をつけて(笑)。
    ビーちゃんも、今まで同様、大切にしてあげて下さい。

  11. ル・ボナー松本 より:

    500Eさん
    ビーちゃんは愛して、アル君はよき相棒として付き合ってゆきたいと思っています。アルファから見る神戸はイタリアの街のようであります?。POLIZIA対策にレーザーの取り付けを検討しております。ただ500Eさんの乗っている車とは違い100キロ前後で充分エンジンを楽しめる車なのでいらないかもしれません。

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