ル・ボナーの一日
町工場の事務所で秘密会議
2007年05月27日
昨日は夕方から「何を作るか決まっていないプロジェクトX」の話し合いが金属関係者の一人、天才鋳物職人?の工場で開催されました。
精密金属加工会社社長K氏に迎えに来ていただき秘密会議の会場へ。
その鋳物工場は、土曜日で作業はお休み。工場の中は静まりかえっているのだけれど、モノ作りの残り香がありました。ハイテクな機械類は見当たらない。鋳物職人の経験と感が製品の良し悪しを決定づけるように思う。モノ作りの現場は美しい。人のいない工場だけれど、炉は熱を発し続ける。月曜日からのモノ作りのために。
モノ作りは大部分単調な作業の繰り返し。しかしその繰り返しの中で鋭意工夫することで特別なモノが生み出される。それがモノ作りの醍醐味であると私は思っております。
鋳物工場の事務所ビルの一階の玄関から2階の事務所までの階段横には今まで作り続けた鋳物の数々。鋳物会社の社長のお父上(会長)は関西有数の鋳物職人。何でも鋳物で作ってしまいます。社長愛用の木製ギターもいつの間にかアルミ製のギターに変身していて玄関に鎮座していました。独特の金属音の音色のギター。
50前後のオヤジ5人、缶ジュースのみながら、鋳物のオブジェに包まれながら秘密会議は始まりました。4時間あまりの話し合いの中で、「何を作るか決まっていないプロジェクトX」は「金属の高度な加工技術と素材に革を融合したモノ作りプロジェクトX」に決定しました。
凄いモノを作り出します。何が出来上がるかは出来上がってからのお楽しみ。現時点では秘密で~す。でも本当にモノ作りは面白い。
その後お腹が空いたので、セルフサービスの玉子焼きが売りの食堂でその玉子焼きと味噌汁と大盛りのご飯を食べてお開き。面白そうなモノ作りが始まります。
それと平行して、私のお願いしているモノも作ってくださぁ~い。精密金属加工会社のK社長さ~ん。
Le Bonheur (22:10) | コメント(2)
Comments
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orenge さん
最後の仕上げは私が受け持つ事になってしまったので責任重大であります。出来上がったらル・ボナーでも販売します。何を作るかは極秘事項なので書けません。来店した人には喋っておりますが。
すばらしい作品誕生のために「世界一わがまま」になってください。