昨日のル・ボナーはイタリアンな一日でありました。
お昼頃、10年来の顧客であるT氏が久々に来店されました。T氏のモノ好きは相当なもので達人の域であります。特にエルメスの革製品は相当なものです。その収集に火を付けたのは私なのかもしれませんが、今回も新しく購入された革製品を見せていただくのを楽しみにしていたのですが、ここのところの大胆な値上がりに対して、その姿勢に抵抗感を感じ少し距離を置かれておられるようです。正しい選択だとおもいまぁ~す。

前回来られた時は最新の白いランボルギニーに乗ってこられて、その圧倒的な存在感を持った重戦車のようなスーパーカーは、日本の公道を普通に走らせることが出来るのだろうかという思いを持った私でした。
T氏も同じ思いを実感したようで、今はフェラーリです。これなら普通にドライブできる。インテリアもイタリアンスポーツカーのあるべき落ち着き感。しかしフェラーリのエンジンルームはすご~い。でも私はこのモンスターよりアルファ145前期型のドライビングの方が面白いと、やせ我慢でなく思っています。

普段はパンダに乗っているT氏は、イタリアの噛めば噛むほど味が出る魅力にどっぷりであります。今度は時計の魅力にどっぷり浸かっていただこうと思っております。

午後からは、ボローニャを中心にエミリア・ロマーニャ州の町々を歩き続ける旅に、連休プラスアルファを利用して行っていたF夫妻が帰国し、自慢報告に来られました。歴史的な旧跡を調べ上げて訪問することが大好きなF夫妻の今回の旅行の最大の目的地は、シーザーが「賽は投げられた」の有名な言葉を言ったルビコン川の橋を訪問すること。日本人は誰も行かない場所。行ってみると何の変哲もない小さな小川。地元の人たちもここは自然が一杯だと言うだけ。イタリア人にとっても忘れ去られた歴史遺産のようであります。この地でF氏は日本から持ってきた大きなサイコロと一緒に写真に納まっております。
”カノッサの屈辱”で有名?なカノッサ城跡に行こうとして、語学はほどほどだけれど今まで図々しさと下調べを綿密にすることで、行きたいと思ったら誰も知らない旧跡にもなんとか辿り着いてきたF夫妻でありましたが、今回は辿り着けなかった。海外自由旅名人のF夫妻にとってのカノッサの屈辱であります。
ボローニャ、パルマ、レジョエミリア、モデナ、サビィニャーノ スル ルビコン、パエンツァ、フェラーラ、ラベンナ、リミニ、サンマリノ。F夫妻はエミリア・ロマーニャ州の町々を歩きつくしました。ジプシーの襲撃にも大声で叫んで撃退しながら。

そんなF氏が夕方のモデナの街角で撮った一枚の写真。老夫婦がお互いをいたわりながら歩く後ろ姿。夕食を何処かのレストランで食するのだろうか、ネクタイをしてきちっとした服装。夫婦で時間を大事に過ごしている風情が、色々な思いを感じさせる一枚の写真。
ル・ボナーはイタリアな一日でした。純粋に生を楽しむ人達が多く住む国イタリア。いい加減さと天才的が混沌と混ざり合った魅力的な国。私もまた行きたい。
T氏もぜひ時計ずけにしましょう。
当方は巨大チューリップ畑を見に行きました。奥さんが喜んでくれたのでよかったです。