ル・ボナーの一日

N氏のフィレンツェ

2006年09月17日

カバン職人ジーノさん.jpg ライターのN氏が現在ヨーロッパ取材旅行中です。 スイスでの時計取材は2日間で、7日間フィレンツェで時計と鞄、靴などの工房の取材です。 フィレンツェで時計の取材って何なのか分からないけれど、鞄、靴の取材とは、私のイタリア旅行のためににはグッドタイミング。帰国したら来てくださるそうなので、その時色々なイタリアの情報をN氏から聴いて、初めてのイタリアを充実した旅にしようっと。 今回フィレンツェから届いたメールに添付されていた写真は17歳からこの仕事をしているジーノさんの革を裁断している写真。 フィレンツェの市内の古い建物は大型の革裁断機の重量を支える床の強度がないため大規模な鞄工房は郊外に移っていて、小さな鞄工房しか残っていないそうです。 ジーノさんは手断ちです。珍しいのはカット台の下敷きに錫の板を使っています。 現在革を裁断する時に使う下敷きは世界共通、硬質ビニール板を使うところが多い。 フィレンツェの鞄職人はみんな昔はこの錫板を使っていたそうです。 フィレンツェでは何軒かの鞄の工房を訪問したいと考えています。 私が日本の鞄職人であることを伝え、作った鞄を持って行って見せると、歓迎してくれるそうです。鞄職人同士言葉は伝わらなくても以心伝心新鮮な感動を感じれる時間を過ごせる。 鞄職人だから経験できる特別なフィレンツェを味わって来ます。 ところでN氏。またまた面白い時計のストラップを今回の取材旅行では見つけてきたそうです。来神された時に何点かの面白い時計と一緒に見せていただくのが楽しみです。 ライターのN氏のモノを見る目は面白い。値札やブランド名は見ずに、今まで多くのモノを見てきた経験と知識を基準に選択する。その眼力に私は共感する。 今回のフィレンツェでは色彩鮮やかなシルクのスカーフ。値段は5ユーロだそうです。安い。私も土産で買ってこようっと。ただ訳ありだそうですが。 フィレンツェの夕暮れ.JPG フィレンツェのアルノ川の夕暮れです。 私ももう少ししたら同じ風景を実際に見れます。

Le Bonheur (19:10) | コメント(0)

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ