ローマにやって来ました、ローマは今回で4回目。6月4日で私たち夫婦は結婚41周年を迎え、その事も有り今回の旅行を決めた。日本の鞄は戦前はイギリスを範とし戦後はイタリアを範として現在に至った。今はパリだと思うけれど、イタリアのピンキリ混雑する鞄たちは面白い。
それに加えバロック絵画の巨人・カラヴァッジョを見たかった。この画家のくっきりしたリアリティーには圧倒されます。今回のナポリ&ローマにおいて15作品見る事が出来た。
描く絵は教会などから請け負う宗教画なのだけど、この画家ほど反宗教的な印象を裏腹に感じる絵画を他に知らない。好き嫌いは大きく分かれる絵画ではあるけれど、それでも納得させてしまう天才が残した痕跡を実際に見たかった。目をそらしたくなるリアリティを持った宗教画なんて他にあるだろうか?今回は15作品見る事が出来た。
やはり真夏日(33度)のローマの街を散策すると、ナポリで見たスーツスタイルと比較してしまう。日本と比べたら全然きちっとしているけれど緩いな、ナポリ男のフィットしたクラシコイタリアのスーツファッションは尋常なレベルではない。ファッション業界とも関わる職種の私にとってこれは衝撃だった。
本業の鞄の方ですが
フスマート塗装ぽい仕上げの革で作ったブリーフケースは、洗練とイタリアっぽさの融合がお見事。
パンテオン近くで手縫いバッグを作っている店舗兼工房があった。
シンプルなヌメの革製品だけど良い感じ。
独立系鞄職人はイタリアにもいました。
ナボーナ広場近くでも発見。あと数日歩き回れたらもっと発見出来たかも。
イタリアはやっぱ刺激的だ。鞄とか革製品を見るというより、街並みや文化を肌で感じる事が創作の大いなる刺激となる。これからもチャンスがあれば何度でも訪れたい国。でも毎回海外旅行をするたび思うのだけれど、日本人に生まれて良かったと。その事を再確認する事と刺激を得る為、これからも行きたい。
ハミの「また行きたい」の一言が一番のご褒美。
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