ル・ボナーの一日

2019.6.6 ナポリへ

2019年06月20日

6月6日午前1時半に関西国際空港からヘルシンキ経由でナポリへ。今回でイタリアは5回目ですがナポリは初めて訪れる街。治安が良くないから気をつけた方がいいよと多くの親しい顧客の方々に忠告されていましたが「ナポリを見て死ね」です、どうしても一度は訪れてみたかった。

R0001917.jpeg

午前中にナポリに着き早速散策、気温は33度で真夏の陽気。

LRG_DSC00146.jpeg

そんな中びっくり仰天、ナポリ男はネクタイ締めてぴしっと決めたスーツスタイルが目立つ。クールビズって何?ていう感じでラフな服装の観光客の中を闊歩している。メンズファッション雑誌のレオンなんかで紹介されるナポリファッションは雑誌上の演出だと思っていたけれど、事実は小説より奇なりであります。Tシャツに半パンの観光客(私も含めて)が肩身が狭く思えます。

LMYFE0370.jpg

それに加えハゲがカッコ良い、私がハゲのコンプレックスから解放されたのは15年前のワールドカップで優勝したイタリアのキャプテン・カンナヴァーロの剃り上げた頭を見た時だった。そんなハゲおやじのスーツ姿がナポリは特別カッコ良い。きっとカフェで前を通るナポリの紳士淑女を見ているだけで飽きないな、この街は。

LRG_DSC00143.jpg

日本にもある大手ブランドの革製品を見ても意味がない。ここはスパッカナポリにあった鞄屋さん。昔銀座の銀盛堂さんが輸入していた垢抜けないイタリアらしさムンムンの鞄が今でも並んでいるのが嬉しくなった。だって40年前の銀盛堂さんが仕入れてた品と同じような鞄が今も支持されているだもの。

数人のナポリファッションを標榜する親しい顧客の方から頼まれたミッションを決行しなければ。私はよく知らなかったけれど、ナポリには世界最高峰のネクタイ屋さん「マリネッラ」本店があり、そこで買って来てと頼まれていた。炎天下、ブランド街があるサンタルチアへ〜

HAYHE3473.jpg

世界ブランドが立派な店舗を構えるサンタルチアブランド街から少し離れた場所にマリネッラ本店はあった。第一印象は小さい〜でもってシエスタタイムでシャッターが閉まってる。たまたま来た人は諦めるだろうけれど、左サイドから中に入って暗い階段を上がるとメインのマリネッラショップがある事を調べていたので行ってみる。

MAYBE3455.jpg

何の看板も出ていないこの階段は上がりにくよね。

ELRPE6674.jpg

でも恐る恐る上がるとあった、そして開いていた。このお客様に優しくない販促意識は、神戸六甲アイランドの鞄屋と共通するな。しかし辿り着いた時の特別感は別格、思わず目的の品以外も買っちゃった。ナポリ恐るべし。

HHQAE6553.jpg

ナポリ面白い。細い脇道に入るとクラクション鳴らしながらレースかと思うスピードで走り回るスクーター、33度の炎天下を闊歩するぴっちりフィットしたスーツ姿のナポリ男。この混沌がナポリを魅力的な街にしていると感じた。長期滞在するとヘトヘトになりそうな街だけれど、2〜3日ならまた訪れたい。「ナポリを見てから死ね」実感。

Le Bonheur (20:14) | コメント(0)

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ