江戸時代の財布からヒントを得て生まれた「紐財布」。「和」のイメージを強く意識して生まれた残心革小物シリーズに先駆けて最初に「和」をイメージして作ったのがこの「紐財布」。ホックや留め金具だと収める容量の自由度が少ない。留め具を紐にするだけで容量の自由度が格段に広がる。革の輪の部分に挿すのが面倒と思われた貴方、使うとその危惧は吹っ飛んでしまうはずですよ。
柔らかい方が使い勝手が良いと思っているので、作るたびに前回より柔らかな感じで仕上げています。今回は内装革を前回以上に柔らかな革を使う事で厚み変えずに柔らかさが増しました。柔らか仕様にするほど縫製は難易度が増します。
何と今回は全部で12色店頭に並びました。
シックなカラーの方は左前から、トープ、アントラジス、黒、ネイビー、アイリス、バイオレット。
カラフルカラーは左前からライムグリーン、ミント、ジーンブルー、オレンジ、トスカニー、ライトレッド。
内装に使っている革は柔らかな質感のバングラキップ。ポイントカードやレシートなどを一杯入れたまま使われる御婦人の方を意識した大容量財布。それでもパンパンになるまで入れてもカブセ式紐留めがもっと収める事を許してくれる。
税込み32,400円。ル・ボナーの財布の中で一番の長寿。長く作り続けられるには理由があるはず。
2つ折り財布が、欲しいのですが、もう作られないのでしょうか?…1週間ほど前に、電話で問い合わせた者です。