大きくてソフトな仕上げのかぶせ式ブリーフケース「マエストロ」も10日からのル・ボナー全員でのドイツ出張前に出来上がりました。今回は色少なめで各色多めの個数での製作です。大物の製作は月に30個までと、組み上げてもらっている職人さんに釘を刺されているので、人気色3色中心に。柔らかさが身体にフィットして持ちやすい大きなブリーフケース、ただいっぱい荷物が納まってしまうので重くはなります。その重量に耐えられる工夫を見えない部分で色々と。
それでは今回の「マエストロ」をご紹介〜
ビジネスシーンメインでの使用を想定したバッグなので黒は外せません。
内装のピッグシルキー革はダークグレーでシックに。
ネイビーです。画像ではブルーが強く撮れちゃいましたが、シュランケンカーフのネイビーは室内だと黒と判別しずらい濃いネイビー。なので黒と間違わないようにステッチはブルーにします。それがアクセントにもなって大人気のネイビーのマエストロ。
そして内装色もいつものブルー。
そしてアントラジス。特注でペリンガーにお願いして届いたのが去年の今頃。予想以上に好評でどのメンズバッグを作ってもこの色から売り切れる人気ぶり。この革を再注したと思ったらもう底をついて、3度目の5,000デシ再注して届くのを心待ち。深いグレーが落ち着きある色です。
内装はダークグレー。
そしてソフトスノーカーフのバーガンディーでも作りました。黒、ダークブラウン、バーガンディーをペリンガー社にサンプル生産してもらったソフトスノーカーフ。大好きだったフェルディナンドカーフに似たオイリーな質感は特別です。その中のバーガンディーが革棚にまだ残っていた。ただマエストロ3個しか作れなかった。その為卸し先の「サークル」さんと「C.O.U.」さんに1つずつ送り出すと本家ル・ボナーにも1つしか残りません。
内装はワインレッド。
キャリーケースのハンドルに挿せるベルトが何かと便利。
ファスナーの付いた後ろポケットはパソコンも収まる深さ。
前ポケットもピッコロが余裕を持って収まる厚み。
ショルダーの長さ調節もコキで、ピン付きバックルだと混雑した電車内とかで引っ掛けたりする事に配慮して。厚みのある革ベルトなので滑り抜ける心配はありません。
現在の留め具はドイツホック。ベンツのオープンカーのホロ止め用に開発されたホック。バッグ用だとオーバースペックだけど良い感じ。
このカーブが肩にフィットする。
金属と金属が擦れ合う部分が一番摩耗する。それを防ぐためにオサエ裏にエレファント革を貼って金属の摩耗を防いでいます。これ見えないけど効きます。
税込み162,000円です。
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