静かに、それでいて存在感持って「フェルディー」。北欧のタンナーが作ったしっとりとしたカリブー革のような質感でそれでいてカーフ革の持つきめ細やかさ併せ持ったフェルディナンドカーフに魅了された。その革を最大限生したカタチをと10数年前に作り始めた。それでこのバッグの名は「フェルディー」。その後フェルナンドカーフを作っていた北欧のタンナーはなくなり、その後シュランケンカーフでこのカタチを作り続けている。小柄な女性が小脇に提げるとぴったりサイズ、カジュアルにたすき掛けの長さにもなって二度美味しい。そのフェルディーが久々店頭に並びました。
トープと
黒は予約も受けていたのでやはり外せません。
それに加え革屋さんでシュランケンカーフの定番色としては置いていないル・ボナーが特注した2色で。
フェルディーにはこのエッグシェルの色が合うと思うんですよね〜。
それと妖艶な紫色・アイリス。
「フェルディー」は色っぽいバッグだと思う。決して色気を誇張するよな装飾パーツやテキスタイルを使った演出ではない、デザインとパターンと縫製技術によるナチュラルな色気。
厚みのない素材だと産まれないふくよかなタック。厚みがある素材が重なる部分を強度を持たせてスマートに見せるのは相当技術を要する。
そのタックが前ポッケト両脇にナチュラルドレープを生み、本体にマチがない仕様なのに柔らかな厚みを作り出す。
本体ファスナー口が前に寝るのも前後本体パターンを微妙に変えていることが功を奏している。最初サンプルで作った時は前後同じパターンで、それだとファスナー口がうねって綺麗なフォルムが出なかった。
思ったより小さくてA4サイズの書類などは曲げないと収まらない。でもその弱点を補うに十分な特別チャーミングな印象を与えるレディースバッグです。税込み77,760円にて久々店頭に並びました。
フェルディーは、東京では販売しないのでしょうか?
C.O.U.とCIRCLEのホームページを見たのですが、入荷の案内がありません。
トープ、アイリス、エッグシェルをぜひ拝見して、1個購入したいのですが、
東京での販売予定がありましたら、教えていただければ幸いです。