ル・ボナーの一日

独断的自転車自慢

2016年04月03日

前にも書いた事があると思うけれど、私は幼少期自転車が欲しかったけれど買い与えてもらえなかった事がトラウマとなって?、今頃になって自転車が増殖している。それも極めてマニアックに私自身が幼少から青春時代にかけて造られた自転車ばかり。小学生の頃、漫画雑誌の広告で載っていたライトがいっぱい付いたデコラティブな仮面ライダー自転車というか趣味の悪いダンプのデコレーションのような自転車が流行った。そんな中で田舎では珍しいセンスのある大ちゃんが載っていたシンプルなスポーツ車が格好いいなと憧れたが親父は買ってくれなかった。初めてマイ自転車を入手したのはハミと結婚する直前二十歳の時、荷台に座布団括り付けて二人乗りして都内をナイトクルージングしたのが懐かしい。

革置き場兼裁断室(お店の隣スペース)は自転車屋さんと間違えられる有様。でも、ただ見てるだけで漕がない今日この頃。

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昨日外で煙草吸っていたら革置き場兼裁断室をまじまじと見る若者。そして「素晴らしい自転車コレクションですねー!売ってはもらえないでないのですか?」と。皆にガラクタ集めと揶揄され続け、家族からも見放された私の自転車趣味が日の目を見た瞬間だった。丁寧に一台一台の素性を説明した後、丁重に私物なので売れないと自慢げにお断りした。

上画像の中央に鎮座する70年代のロッドブレーキ自転車はヤフオクで15,000円で落札したデッドストック品。プライスレスな昭和のノスタルジー。あまりに状態良すぎて錆びるのが怖くて普段使いできないでいる。

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これはZUNOWのフレームにシマノのファーストデュラエースのパーツたちで組んだロード。日本製のビィンテージに特別な市場価値はないけれど私には宝物。

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きっとフレーム以上にパーツが好きみたい。何故かいっぱいある。

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カンパのヌーボーレコード。部品が芸術的オブジェに昇華した一品だと私は思っております。上画像のズノーのパーツはシマノのデュラエースのファーストたちで組まれていますが、このカンパのヌーボレコードを真似て作っています。その後カンパとシマノは競い合いシマノが勝つ訳ですが、美しさはこのヌーボレコードが頂点だったと思ってます。それがどうした?と言われれば元もこうもない訳であります。

許されるなら、イタリアの70年代のクロモリフレームにカンパのヌーボレコードで組んだロードとか、カンパのデルタブレーキ付いたクローチェダウネパーツの90年代のチネリとか、イタリアのロッドブレーキがフレームのインナーに収めた大衆車とか増やしたいなと思ってる。許されるならだけど。

Le Bonheur (20:51) | コメント(0)

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