アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型が好きだ。私にとってペットのような存在かもしれない。移動の道具としては不備で不安な部分が色々あるけれど、それもまた刺激となって心地良かったりする。そのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型が車庫にいなくなって一ヶ月が経った。車検&整備完了後2時間ほど帰宅したが、その後突然エンジンがかからなくなりJAFのお世話になりまた入院。それから二週間が過ぎた。そして、修理が完了したと今し方電話があった。私はすぐさま引き取りに向かった。
今日は大変蒸し暑い。六甲ライナーでの指定席である最前列の席よりパチリ。
神戸のダウンタウンを走る阪神電車は阪急電車と正反対のローカルな味わいがいい。青木(おおぎ)駅はアルファ君のおかげでよく乗り降りする鈍行しか止まらない駅。
ここがマイアルファの主治医の修理工房。ここを知るまでディーラーに修理は出していた。エルサンクさんと出会っていなかったら、マイアルファを維持するためにかかったであろう修理代金を考えると恐ろしくなる。
今回のエンジンがかからない理由は、最初エンジンポンプの問題ではないかと推測し調べてみたらそうではなかった。テスターをあててみるとどうもコードの断線が原因らしい。国産車だと電気コードはきっちり固定するのでこういう問題はないらしいけれど、欧米車はきっちりコードを固定するという観念がないらしく、その為、走行振動の長年の影響を大きく受けて起きる。きっとディラーなら電気コード丸ごと交換とついでにエンジンポンプ交換なんてことになるところだろう。テスターで断線部分を探しあて、その部分だけの交換で済んだ。探し出すまでの地道な手間を思うと頭が下がる思いだ。そして代金は15,000円也、ありがたい。
これからもこの車を維持し続けたい。不安と緊張感を持ちながら壊れれば直せば良いと割り切って、これからもこのやんちゃ娘を楽しみたい。ただ車を移動の道具として考えている多くの方にはオススメできない車ではある。エアコンのガスをたしたけどやっぱ効きが悪いぞ、この車はしかたない。
確かにディーラーでなくとも、一般的な工場でここまで顧客の事を考えて仕事をしてくれる所は少ないと思います。松本さんの145への思いを受け止めてくれているのでしょうね。私の80も元気に走っています。