日帰りでも十分可能な東京出張だった。でもこの大好きな場所に泊まりたくて一泊した。私の息子は出張の多い仕事をしていて、相当マニアックに宿や温泉についてかなり詳しい。趣向の違いで好みも違う訳だけれど、やはり血の繋がった息子の趣向には共感する事が多く有る。そんな息子が東京で泊まるなら此処と推薦したのがこの「学士会館」だった。価格も朝食付きでビジネスホテル並みで泊まれる。旧帝大卒の学士さんであれば会員になれるので、その場合はもっと安くこのノスタルジックワンダーランドを楽しむ事が出来る。
今回は寄宿舎の部屋のようなシングルが満室で、ちょっと高くなってしまったけれどツインの部屋のシングルユース。東南角部屋で渋い什器が落ち着きを与える部屋。スイート以外のタイプの部屋は全部泊まったなぁ〜。
バインキングじゃないこの朝食がいい。和食の方も食べたいなといつも思うのだけれど、このプレーンオムレツが大好きで、いつもここでは洋食をチョイスしてしまう。朝の日差しが優しく差し込む窓辺の席を選ぶ。
昭和3年築のこの建物でのクラシックな居心地の良さは、他の宿泊施設だと味わえない価値。そしてチェックアウトして外に出ると気持ちの良い晴れた空。東京駅まで皇居の周囲を歩いて行く事にした。素敵な散歩道だ、そして思ったより近いじゃないですか。「学士会館」は素敵な昭和がまだ残っています。
「またいとこ」の大村が学士会館に勤めているので,
記事を紹介しておきました。