丹波、篠山、三田と、広い範囲で往診医療を精力的にこなすお客様が久し振りに来店された。まだ若いそのドクターが開業当初購入されたクリスペルカーフの黒を使って赤ステッチのオーダーで作った「太ダレス」を抱きかかえて来店。ハンドルを繋ぎ止める金属カンが折れてその交換修理。今はこのカンとオサエの間にエレファント革をクッション材として入れているので摩耗しないけれど、その当時は金属と金属が擦れ合って摩耗する事を予期していなかった。でもその交換はすぐ出来る。しかしこの際預かってメンテナンスをしっかりする事になった。
それにしてもこれほどマチ限界幅まで太ったル・ボナーの「太ダレス」は見た事がない。医療道具一式を入れて使われているのですが、中を覗き込むとその多さにびっくり。こんなに「太ダレス」は収納力がある事に、作った本人だのに驚いた。その分色々な部分に負担がかかっているのでメンテは相当大がかりになりそうだけれど、革は全然健康状態なので新品時と一緒とはいかないけれど相当復活するはず。
先生は医者らしくないバイカーズファンションのとっぽい?外観。でもこの太ダレスが功を奏して、おじいちゃんおばんちゃんの人気者。お年寄りにはこの形のバッグを持っている事でお医者さんと思ってもらえるのだとか。正に「ドクターバッグ」はこの形。だから先生には太ダレスなしの往診は有り得ない。という事で新たに2つ目の「太ダレス」購入へと誘導する私でありました。枠錠タイプの太ダレスの方が便利ですよと勧めたけれど、やはり前錠タイプでないとドクターバッグイメージでないと〜
この黒の前錠タイプを選択された。そして今まで入れていた医療道具一式を移し入れました。全部納める事が出来た。当たり前ですよね、同じサイズなんだから。上の画像がその収めた状態。これだけいっぱい常時入れる事になるのだから、使い込んでいくと今まで使っていたダレスと同じような形に収まってゆくのだろう。でも、メンテ終えた後は2個のバッグを交互に使って頂けるようになれば、この2個のバックで往診はずーっと大丈夫だ。
これからもル・ボナーの「太ダレス」をトレードマークに、広ぉ〜い丹波、篠山、三田地域を往診する先生がんばって〜。愛車のタントに乗って六甲山越えして帰っていかれました。
私は金融関係ですが、2つのダレスを使っています。ネイビーもだんだんいい味になってきました。お客様から素敵な鞄ですねと褒められることも多いです。ルボナーさんのおかげです。大切にしたいと思います。