ル・ボナーの一日
私的自動車考
2006年04月23日
今日は、お店のすぐ傍の会場で、外国車の展示会があり、お店を抜け出してちょっと見物してきました。
私は68年式ビートルを手放す気はないのですが、普通の車も欲しいと思っています。
ビーちゃんは家族の一人で、移動のためにもう一台。
普通に走る車が1台あればそれで充分ではないかと言われれば、ごもっともなのですが、無駄な所有欲だと笑ってください。分かっているのですが、この我儘な欲求は捨てられないのです。
私が自動車に求める最も重要な要素はインテリアです。コンパクトに収まっていて居心地の良い空間。シートその他が質感のある革で仕上がっていて、上質な包まれ感のある空間。
理想はマセラティのクーペです。上質の革に包まれた空間は絶品です。しかしマセラティはあまりにも非現実的です。誰か乗っている人がいたら、載せてもらいたいな。
アルファ147が気になっています。今日もドライバーズシートに座ってみました。
革シートの質感と包まれ感のあるコックピットは絶品です。
去年、アルファ147が欲しいと、家族会議にかけたところ、娘はセミのようなフロントマスクがイヤだといい、ハミは安心して載れないイタリアの車はイヤと2対1で却下されました。
ハミが美しいと言っていたジャガーXJにも座ってみましたが、家の応接間のようなインテリアは私の好みではなく、そのうえ広すぎて包まれ感がない。その前に値段が、私の欲しいアルファの4倍近く。
革も贅沢に使っているのですが、顔料がいっぱいのった私の嫌いなタイプの革。これではいけません。
それに比べ、アルファの使用する革は手入れ次第で、良い艶がでてきそうで、経年変化を楽しめそうな革です。ランボルギニーが使っている革と同じだと思います。
調べてみると、アルファを作っている工場は、イタリアの物作りを一手に担っている北イタリアではなくて、美味しい料理と、仕事ほどほどで井戸端会議をする人たちしかいないと思っている南イタリアのナポリ近郊にあるのです。
アルファの営業マンは、この車は問題は多々あるけれど、面白い車ですよとセールスする。日本車のセールストークでは、決して言わない、割り切った言葉。
怖いもの見たさに似た魅力?も含めてアルファ147は面白い。
アルファ147の1600ccMTにオプションでタン色の革のタイプがいい。
マイナーチェンジをしてセミのような顔ではなくなった( 私自身は残念な事 )ので、もう一度へ理屈を考えて、家族会議に提案してみようかな。
イタリアおやじに憧れる私には、あのエンブレムが魅力なのです。
ル・ボナーの常連のお客さんと一緒に見に行ったのですが、アルファのエンブレムの絵柄はすぐ剥げるんだそうです。そうなのかぁー、でもそれもアルファ・ロメオ。
Le Bonheur (20:51) | コメント(0)
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