先日墓参りと93歳になる母に会う為に家族3人で加古川まで行く事になった。当然アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型で行くのは既成事実だと思っていた。そしたらハミが不安だからレンタカーを借りて行こうと真顔で言う。娘もそれに賛同する。そんな馬鹿な。確かに真夏の炎天下で渋滞にぶつかったらエアコンの効きには不安がある。ガソリン臭の根本的な原因はまだ未解決のままなので、若干の不安はないではない。でもこういった時にレンタカー借りるんだったら、自家用車を所有する意味がないではありませんかぁ〜。という事で、反対を押し切って真っ赤なロメオ君で行きました。
フルフルでも効きの悪いエアコンをつけると、このロメオ君の最大の魅力であるアクセルレスポンスは楽しむ事は叶わない。アルファ乗りの猛者は真夏でもエアコンなしで走るというけれど、それほど猛者でない軟弱アルフィスタのボンジョルノは走りより若干の涼しさの方を選択する。家族3人でこのロメオ君に乗る時は何故か二人はリアの席に鎮座し、最も座り心地の良いセカンドシートは空席。なぜ俺の横の席に座らないのか聞けないでいるボンジョルノ。
明石大橋への分岐点で少しだけ渋滞したけれど、あとはスムーズに加古川まで。不安だったガソリン臭もないし、下道での低速走行だと感じる道路の凸凹を拾って不安定になる直進性も、高速道路だと感じる事なく快適ドライブ。この車良いぃ〜。適度な多様な不安感を与えながら?運転する事をスポーツに変えるイタリア的ファミリーカー。疲れを最小限に移動する道具としては問題多々ある事は否定できないけれど、緊張感を持ち続けながら運転出来るという事は最大の安全装置・・・・・?。
帰りも少しの渋滞はあったけれど、アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型君は私達を乗せて無事帰還することが出来た。ハミなんか珍しくリアシートで眠りについていた。程よいロメオ君の振動とエキゾストノートの音色が眠りを誘う。この車やはり良い。それにしてもたかが100キロほどを走っただけだのに、なぜこんなに色々感じたり心配しないといけないんだろうか?。ロメオ君は感受性?と体力を刺激し続ける。
イタ車で145のようなロートル車は1回の移動距離100km以上では不安が伴います。私のプントでも200km以内と一応決めています。(とは言うものの、愚弟の初代ランチア・イプシロンは千葉から関西までの距離を何事もなく疾走するようです。)
ただ、要するに最も警戒すべき課題は真夏の渋滞だろうと考えています。そう考えるとレンタカーは極めて賢明な選択です。トヨタのアクアは電気製品だけど、ストレスが無く、空気抵抗にも優れて中々快適なので、四国出張で600~700kmの移動を要する場合は好んで使います。
ハミさん、無事に帰れてよかったね!