ル・ボナーの一日

目に止まった店舗付き住宅

2013年07月26日

昨日の木曜日は頼んでいた冠婚葬祭用の礼服を引き取りに行った。スーツなんて着る事は稀なボンジョルノではあるけれどこれから必要になる。今まで着ていたダブルの礼服はお腹周りがちと厳しくて。当然吊るしです。

車検&修理から戻って来たロメオ君を初めて走らす。ガソリンの臭いがしたら直ぐに持ち込んでくださいよと言われいたので、少し怖々のドライブ。でも整備した甲斐あってか今までと違う大人な走りをするようになったのではと感じさせる。それにしても暑い日だ。エアコンの効きがあまり良くないアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型だから、夏の炎天下のドライブは避けた方がやっぱし良かったと少し後悔。そして気付いた。大人な走りをするように感じたのは、単にエアコンを最大にしていたので(それでも冷えないけれど)、パワーが低下していてアクセルレスポンスが普段より劣っているだけだということを。

お昼は東灘まで戻って2号線沿いの、ボローニャで修行したシェフのお店「ファーベル」さんで食べようとロメオ君を走らせた。でも行くとル・ボナー同様木曜日が定休日じゃないですか。しかたなく車に引き返そうとした時目に止まった。ファーベルさんの一軒隣りの店舗付き住宅が空き家になっている。これが良い雰囲気なんです。

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なんとなく南欧風な外観で、白いモルタルの壁は長年の風雨にさらされて逆にいい味を加えている。住居部分の二階への階段も良い感じ。店舗部分を窓から覗いてみたら、思いの外広々していて内装もお洒落。こういった建物が神戸には繁華街だけでなく住宅地にも点在していて、それが神戸を居心地の良い街にしている一因でもあると思う。

20数年前東京に住んでいた頃の私達二人は、こんな店舗付き住宅で鞄作りしながら小さく楽しく暮らしたいと思っていた。その後そんな思いはあったけれど、偶然にも日本を代表する建築家が建てたショッピングモールにお店を構える事が出来てしまったので忘れていた。こんな感じの住居兼お店に憧れた事を思い出し、二人ちょっとドキドキしてしまった。でも今はもうル・ボナーのお店兼工房が気に入っていて終の場所と思っているので、どうこう出来る訳ではないけれど、この家がもし私達のお店だったらと想像してしまう。

ファーベルさんでボロネーゼは食べられなかったけれど、ちょっとドキドキ想像してしまう家を見る事が出来た。ピノキオのゼペット爺さんの工房を思った。誰か知り合いがこの家買ってお店やらないかなぁ〜。そしたら室内も見る事が出来る。でもボンジョルノの口車に載ってお店をして、売れなくても(その可能性は大)責任は持てませんが。

Le Bonheur (21:26) | コメント(0)

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