ル・ボナーの一日
「アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型」入院中
2013年07月12日
私が10年落ちの中古の「アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型」を入手して6年になる。多くの悪い噂を耳にし、購入する時にきっちり整備してから安心して載りたいと思い、購入価格の倍以上の修理&部品交換をディーラーでお願いした上で、ボンジョルノの元へやって来た。その甲斐あってアルファロメオとしてはそんなに大きな問題が発生する事なく(少しはあったけれど)、今日まで相棒として頑張ってくれている。
黒バンパー下部はフェラーリみたいだ。
フロントの盾部分のサイズも大人しくていい感じ。
今まで変な車ばかり乗り継いで来たので、このアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型に載った時には、初めてドライブする事の楽しさを知り感涙ものだった。それに加えファミリーカー然とした車でありながら、16年経った現在でも決して古さを感じさせないエクステリアデザインには驚かさせられる。デザインする事の価値を感じさせてくれる。それに加えどんな時も安心感を与えないドライブフィールは、これ以上の安全対策はないのではないか?と感心させられた。
イタ車を長く維持する秘訣は「あまり載らない事」。その事を守って6年で1万キロ走っていません(だったら車所有する必要がないと言う知人も多くいる)。アルファの柔肌レッドの変色を防ぐ為に屋根付き車庫保管。渋滞の可能性のある地域にはロメオ君では出来る限り足を踏み入れません。そんな風に過保護状態で今日まで付き合って来ました。
このリア部分のフォルムはハッチバッグ車史上最も美しいと私は思っている。
そして6年目の車検の時期を迎えました。ディーラーに任せるとお金がいっぱい出て行く不安から、購入後2回の車検はユーザー車検で済ましました。それだと税金、自賠責、登録料合わせて7万円でおつりが来ます。ただ今回は少し不安もあり、東灘区青木の「エルサンク」さんに持ち込みきっちり点検してもらって車検を通そうと思いました。そして昨日持ち込んだ後電話があり、修理箇所が何点か見つかったので少しの間預かりますとの事。イタ車に多く発生するオイル漏れはこの個体の場合今のところありがたい事に皆無。でも今回見つかった最大の問題は、ガソリンタンクからガソリンが染み出ているらしい。これは相当怖い危険な事ではないでしょうか。あとやはりお決まりのヘッドライトの光軸折れ(ディラーだとこの部品交換で5万円)。それと内装材の剥がれも検討部分(これはアルファに限った事ではなくて、欧州車全般に起きる事と聞いてホットする)。あとパワーウインドーのモーターも危険水域(でも2ドアなのでまだ出費は少なくて済むはず)。その他ホース類の劣化。ブレーキの利きが著しく悪くなったetc。でも聞いていて基本的部分は大丈夫そうなので安心。
傑作ツインスパークエンジンのレスポンスの良さは快感。
ボンネットを開けた時に拝める形状はアルファVエンジンより劣るけれど、
それでも十分その魅力を伝える美しさ。
同年代の黒いアルファGTVコルサがいつでも私の元に来れる状態は維持している?けれど、このアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型と少しでも長く付き合って行きたいと願うボンジョルノ松本でありました。
Le Bonheur (22:02) | コメント(3)
Comments
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工業製品は、どんな物であっても、国民性が出ますよね。自動車のような複雑な物であれば、より色濃く反映されている気がしてなりません。
その意味で、アルファは本当にイタリア気質な車だろうと思っています。逆に言えば、だから恐くて手が出せないのですが、、、
どうぞしっかり治療して頂いて末永く イタ車生活をお楽しみ下さい。
Re:ボンジョルノ より
もう戻れないと思われます。ペットを飼っている感じです。 -
私の通勤路でよくランチア・デルタ・インテグラーレを見ます。イタ車はやっぱりカッコイイですね。
Re: ボンジョルノ より
インテグラーレはイタ車の中でも別格の問題車ですよね。私は怖くて載れません。この145で十分楽しめています。
このクルマは、エクステリアを除いて、あまりにもボンジョルノさん的なので、先日のオーナーの入院同様、しっかり治してカムバックすることをお祈り致します。いろんなところが気にかかる神戸では珍しい名車なのですから…。
Re:ボンジョルノ より
エクステリアもでしょう〜。大事に長く維持して行きたいとおもってます。