ル・ボナーの一日

村田ご夫妻との出会い

2006年04月19日

スタジオT&Y.jpg 私が鞄職人として独立して間もない、20代半ばの頃、10歳年上の村田ご夫妻と知り合いました。 その頃村田ご夫妻は、国立で自分達で作った革製品のショップを開いておられました。今は自分達の好きなインディアン・ジュエリー中心のお店に変わりましたが、30年近く村田ご夫妻のお店は内装を何度か変えながら、今も個性を放って国立の街になくてはならない存在としてあります。 今はスタジオT&Yという名に変わりましたが、出会った当時はホワイトホエルという名でした。 その当時、私の仕事場兼自宅が府中で近かったので、頻繁にお伺いしていました。 まだまだ職人として未熟だった私は、多くの事をご夫妻に教えていただきました。 初めて聖跡桜ヶ丘にお店を出せたのもご夫妻の紹介だったし、ファーラウトという夢のような職場を世話していただいたのもご夫妻でした。 村田ご夫妻の、さりげない心遣い、私たち夫婦は今も感謝の気持ちで思い出します。 去年、久しぶりに村田ご夫妻にお会いしました。15年ぶりです。 ご夫妻は、昔のままです。お店もご夫妻の個性を感じる、居心地の良いショップです。違いと言えば、ワンちゃんが3匹も我が物顔でいることで、それもまたご夫妻らしい。 ご自宅に泊めていただき、朝方まで色々な話をしました。 15年ぶりに会うのに、全然違和感なく、昔のまま。優しい時間を過ごさせていただきました。 私たち夫婦は、村田ご夫妻のように、自由で柔らかく生きたいと常々思っています。 軽やかで変なこだわりは持たない生き方。なかなか真似できません。 中央線の沿線で、一番お洒落な国立の街で、スタジオT & Y は村田ご夫妻の個性を表現しつづけています。

Le Bonheur (21:34) | コメント(0)

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