ル・ボナーの一日
4日間の東北旅行 2日目
2013年06月11日
東京駅の丸の内側の新装した姿を初めて見た。綺麗過ぎてまだテーマパークの建物みたいに見えてしまうけれど、これから年輪を刻んで良いエージング具合になるのだろうな。でもその頃までは私は生きてはいないだろう。6月7日午前8時30分の東北新幹線で盛岡に向かった。2時間ちょっとで盛岡到着。
初めて訪れる盛岡。でもどこか神戸や横浜に似た空気が流れる街だと感じた。息子はこの盛岡の大学で4年間の学生時代を過ごした。その後、名古屋、京都、福岡そして現在沖縄で森林関係の研究を続けているけれど、叶うならまた盛岡には住みたいと願っている。その街を散策して岩手大学のキャンパスへ。
桜並木の道を通って旧正門から。
入ったすぐ横にある可愛い建物。息子が15年前入学した時には朽ち果てる寸前状態だったと言う。それでも愛嬌のあるこの建物が好きで、切れていた電球を自前で交換して夜には点灯するようにしたら、その後価値を再認識した大学が補修塗装して、今では恋人達の待ち合わせ場所になっているそうな。
今は歴史資料館になっているこの建物の中も見学しました。その後キャンパス内をぐるり。素敵な佇まいの大学です。彼が4年間を過ごし宮沢賢治も寮長だった、歴史有る蛮カラな気風を守った自啓寮も、個室の寮になり様変わりしていた。
盛岡の街をよく歩いた。そして駅前まで戻りレンタカーを借りて今日の宿へと出発だ。その途中遅めのお昼ご飯は盛岡名物の冷麺を初めて食べた。ピョンピョン舎本店での初盛岡冷麺。これが予期せぬ美味しさ。大変気に入って盛岡を後にする日の最後のランチも、盛楼閣にてまた頂いた。
息子の運転する車は乳頭温泉を目指す。秋田県に入り途中雨が強く降り始めた。でも初めて訪れる秘湯が楽しみだ。そして乳頭温泉郷の黒湯に着いた。この黒湯は最近やっと電気が自家発電でなく来るようになったそうだ。だから当然のように携帯電話は圏外だしテレビもない。ネット人間になっている自分自身を再確認した。ないと禁煙努力に似た感覚を感じるのだった。でも温泉は最高。何度も入って、その硫黄泉を味わった。硫黄泉は長く入っていても、のぼせない事を知った。夜はネットもつながらないしテレビもないので8時には床に就いた。それにしても夜はまだストーブが必要なぐらい、6月だというのに冷え込む。そして2日目が終わった。
Le Bonheur (05:32) | コメント(0)
Leave a Comment