ル・ボナーの一日
薄いポーチ
2006年04月17日
このポーチはお客様の注文で作ったモノですが、常々、薄みのセカンドポーチで、さりげなくビジネスマンが持てるものを考え悩んでいます。
私としては、薄いセカンドポーチのほうがお洒落だと思っています。
試行錯誤の繰り返しの中から、ル・ボナーらしい無駄なものをそぎ落として、薄いセカンドポーチを作りたい。しかしこのポーチではないのです。
セカンドポーチは、求めるユーザーの希望に沿うために、マチ幅のある形になりがちで、その方が売れます。しかし紳士が持つ時、バランスがいただけない。
紳士が持って、さりげなく豊かさを感じれるアクセサリーのような薄いセカンドポーチ。
今、セカンドポーチは人気のないアイテムなので、なおさら作りたい。
多くの鞄は、今までにあった鞄をアレンジすることから生まれます。その繰り返しの経験からオリジナルなものも生まれてきます。過去にあった鞄を反芻せずオリジナルのデザインの鞄を考え出そうとすると、無理がある鞄になってしまう事が多い。無理のないオリジナリティは時間がかかります。
しかし鞄は私の自己表現方法。これが私のオリジナルだと言える鞄だけでル・ボナーを表現したい。
しかしまだまだです。試行錯誤はこれからもつづきます。
Le Bonheur (22:31) | コメント(0)
Leave a Comment