ル・ボナーの一日

ノーマン・ロックウェルのチェア復活

2013年04月06日

ノーマン・ロックウェルの描く古き良き時代のアメリカが好きです。 特に描かれた人物の身の回り品は私の琴線に触れる。 その中に特に気になった事務椅子があった。 %E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF.jpg それがこの椅子。 そして米軍払い下げ家具のお店でこれとよく似た椅子があり、 躊躇なく大枚叩いて入手したのは何年前だったろか。 4本足まで木で組んでいてそれが魅力だった。 ただその四本足が木である事が問題になった。 アメリカ人はこの木の4本足を安易に補強金具を木ネジで止めているだけ。 その為経年劣化で木ネジが緩み、座ると分解してしまいそうな危うさ。 なので現行の安楽楽々事務椅子を久しく使っていたけれど、 楽だけれど満たされない思いがここに来て強く生じた。 そこで不器用な鞄職人ボンジョルノは一念発起修理する事にした。 補強金具に新しく補強金具を重ね合わせ、 裏返すと見れた状態ではないけれど強度は何とか。 そして復活しました。 DSCF3522.jpg ヨーロッパアンティーク家具にはない無骨な佇まい。 座り続けるとお尻が痛くなる人間工学無視設計。 座り心地より愛着感じる佇まい優先こそボンジョルノらしい。 これを修理して復活させてもう一度使いたいと思ったのには訳がある。 「ブログで何でも公開するのは恥ずかしからやめて」と釘を刺されたけれど、 やはり言ってしまうのがボンジョルノ。 ル・ボナー20周年記念に、 ハミが前々から欲しがっていた事務机をプレゼントした。 それがこれ〜。 IMG_7558.jpg IMG_7562.JPG イギリス製のアンティーク家具でライティングビューロと椅子のセット。 マホガニーの塗装は薄塗りで木が生きている。 天板は革張りでその革がまだ生きている。 アンティークの場合革がボロボロになっている家具がが多いけれどこれは違う。 アングロサクソンの家具は無骨という先入観が強くあったけれど間違っていた。 この繊細な細工は素晴らしい。 その上天板の開き方が一瞬悩むギミックが楽しい。 ここ数年の中で最も満足感を得た購入品。 私も使いたいと言ったら「おとうさんは汚すし壊すから駄目」と・・・・・。 だったら俺だってお気に入りのアンティークを復活させて使おうと、 ノーマン・ロックウェルの椅子を復活させた。 只今アンティーク家具ゆっくり増殖中。 フランス、イギリス、アメリカ、日本と多国籍不統一だけれど良い感じ。 ノーマン・ロックウェルの椅子?には座らずに、 現在立って太ダレスのトップ枠手縫い中。

Le Bonheur (23:05) | コメント(2)

Comments

  1. pura より:

    ノーマン・ロックウェルの椅子もライティングビューロも素敵ですね。
    アンティーク家具は大好きですが、わが家には置く場所がありませんので、ル・ボナーにて楽しませていただきまーす。
    Re: ボンジョルノ より
    我が家も一部屋をシャーロックホームズ風の部屋にしたいと思ったのですが出来ておりません。でもまあこのごちゃごちゃの仕事場があるから良いかと思っています。

  2. 黒崎 より:

    今日もまた素敵な宝物を見せていただき、ありがとうございました。伺う度にワクワクしてしまいます。
    次はどんな話を聞かせていただけるだろうと考えますと、更にワクワクしてしまいます。
    (母はこのライティングビューロー、50万円と答えました)
    Re: ボンジョルノ より
    50万ですかぁ〜。
    お母様は見る目がありますね。

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