ル・ボナーの一日
「マエストロ」再び登場
2013年02月04日
指揮者の佐渡裕さんのオーダーで作ったブリーフケースを、
スケールダウンして細部の変更を加えて作った「マエストロ」。
11月初旬の初回ロッドはいっぱい作ったから、
価格も価格だし半年に一度作るペースで御の字と思っていたら、
驚くほど好評で半月で完売してしまった。
ソフトタイプの盖式ブリーフケースで一杯収納出来るカバンって、
あるようでないんだとその時思った。
それも高級革をふんだんに使って作ったモノとなると本当に少ない。
イタリアへ行った時ブランドショップを覗いていて、
このタイプのブリーフケースはある事はあったけれど、
この「マエストロ」の方が勝っていると思った。
その「マエストロ」のセカンド生産を急遽決行して店頭に登場です。
今回は初回作ったシュランケンカーフ以外に、
ドイツ・ペリンガー社の新革ソフトスノーカーフでも作ってみました。
初回生産ではシュランケンカーフの黒、ダークブラウン、ネイビー、トープの
4色で作りましたがネイビーが最初に売り切れてそのあとトープだった。
なので今回ネイビーいっぱいとトープで。
それとダークグリーンでも。
シュランケンカーフの定番色にはない、このダークグリーンは、
現在ル・ボナーしか在庫で持っていないであろうレアな色。
それとなんと発色抜群の鮮やかなオレンジでも小量作りました。
顧客のMさんの要望と作ってみたいという私の願望が合致して作りましたが、
おられるんですね、オレンジ色が大好きな男性が。
そして新革のソフトスノーカーフの黒とダークブラウンでも作ってみました。
鹿革のような柔らかさを持ったカーフ革です。
使わず保管していると内側からオイルが表面を覆い、
ブライドルレザーのように白く粉が噴くからこの名を付けたそうな。
本当に白く粉を噴くかどうかは実際のところ分からないけれど、
触れるとねっとりとした感触が伝わり、
油分は相当含まれている革である事は確かだ。
ソフトスノーカーフの黒は、
今回ステッチはブルーで縫ってみました。
ソフトスノーカーフのダークブラウンは、
シュランケンのダークブラウンに比べて数段濃い。
これは油分が多く含まれた為なのか。
使えば使うほど愛着感じて頂ける、少し大きめのショルダー兼用ブリーフケースです。
イタリア旅行の時使ってみてその事を強く実感した。
いっぱい入れると当然重くなるけれど、持ち続ける事が可能な工夫色々。
そして使い込んだ時の革の馴染みが、革鞄を持つ喜びを増幅させる。
今回はじっくり売れていけば良いと思っている。税込136,500円。
C.O.U.銀座&京都店さんと名古屋大須のペンランドカフェさんでも
展示販売してもらっています。
興味を持った人は実際に見に来てください。
良いですよ。
Le Bonheur (21:37) | コメント(4)
Comments
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今度の週末にお邪魔したいです!その時にダークグリーンがあったら見てみたい!です!
Re: ボンジョルノ より
お待ちしています。
と言う事は元町であるマニアな会に参加するんですね。
今週木曜日にアルファコルセが神戸へやって来ます。 -
ごぶさたしております。マエストロの売れ行きは順調のようですね。初代と比べて改善点等ありますか?
そうそう、ル・ボナー様のWebサイトにもマエストロを掲載してあげてくださいね。
Re: ボンジョルノ より
初回生産と仕様は同じです。
ホームページにも載せないといけませんね。 -
先日、銀座 C.O.U.さんで、パパス黒の青ステッチを購入。その使い心地の良さと、素晴らしい革の質感にスイッチが入ってしまって、黒、青ステッチのソフトスノーカーフ マエストロ、家内にジーンブルーのタンクトートをたて続けに購入し
ました。バレクストラのアタッシュを25年前に手に入れて以来の興奮状態です。素晴らしい作品をありがとうございます。
Re: ボンジョルノ より
お買い上げありがとうございます。
末永くご愛用頂ければ嬉しいです。
うわぁ~♫
見に行きたいなぁ…。
Re: ボンジョルノ より
キューブ・ブリーフはいつ作れるか分からないので、是非このマエストロを。ライムグリーンは作っておりませんが。