ル・ボナーの一日
ライカはカメラの雲上ブランド
2012年03月09日
カメラに興味を持ち始めてまだ5年ほどのボンジョルノ。
その間増え続けた。これからも増え続けるだろうと思う。
撮るという行為以上に、外観が好きみたい。
だから顧客の皆様からは「大きなアクセサリー」と言われている。
先日 M9さんと呼んでいるTさんが奥様と一緒に岡山からやって来た。
彼は決して裕福には見えない(失礼)。
そんな彼は高価なライカM9をローン組んで購入したという30代のツワモノ。
今回もその特別なデジカメを持参しての来店。
このデジカメは別格の存在感と風情がある。
日本製のプロ仕様の見たからに凄い迫力のモンスターデジカメたちが、
束になっても越えられない壁がそこにはある。
所有することの喜び。安易には撮れない楽しさ。
重さも快感へと変わる錯覚を感じられる特別なカメラのブランド。
水戸黄門の葵の紋所のような存在感。
そのTさんのライカM9には、
今まで安く入手したライカのヴィンテージレンズが装着されていた。
それがM9のローンが終わったと思ったら高価な最新レンズがぁ〜。
ズミルックス50mmF1,4。
マニュアルフォーカスな上に確認用の液晶画面は一昔前のレベル。
デジカメである利点は極わずか。でも特別な存在感を持ち続ける。
私はまず買わないだろう、いや買えないだろう。
でもこのブランドだけは認めてしまう。
ライカというブランドのオーラは憧れに近いボンジョルノ。
それでやっと手に入れたライツのファインダーは、
カメラ本体より存在感が上回ると私には思えてしまう。
そして遠ざかっていたM3のシャッターを久しぶりに切ってみた。
この余韻を持ったシャッター音と感触はたまりません。
どんな写真が撮れたとしても許されるオーラを持っている。
いつの日か、このライカM3というカメラを楽しめる、
そんな心の余裕が持てる日々がボンジョルノに来るのでありましょうか。
Le Bonheur (23:51) | コメント(2)
Comments
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はじめまして。
ときおり覗かせていただいてます。
私は古い人間か、ライカはM5までしか、なぜか「ライカ」と感じられません。
ライツ社が満を持して発表したM3はいいですね〜、大好きです。
これら過去の厖大な資産がいつまでも継承され、活用されることを願ってやみません。
Re: ボンジョルノ より
私も懐古趣味なのかフィルム時代のライカが好きです。でもその方向性がデジタルになっても変わらない事に感動します。いつまでもライカはライカらしくあり続けて欲しいとおもいます。
ライカの佇まいは確かに別格ですね。質感が凄くいいです。でも,私も買わないでしょうね。一番大切な写真の内容への影響度は,レンズやボディの違いは微差と思っていますから。ある程度のレンズやボディであればという前提ですが・・・ホントは少し欲しいのかも?残心の「長札入れ」ホントいいですね。持ち物のダイエット「軽く,すっきり,スマート」という感じでしょうか。
Re: ボンジョルノ より
ライカに特別な魅力を感じています。
でも高価で手がでません。
だから良いのかもしれません。
使う事が楽しいモノが好きです。