ル・ボナーの一日

カメラはやはり難しいから楽しい

2011年10月31日

PA251362_2.JPG 旅行はカメラ趣味を存分に楽しめる良い機会。今回のスペインにはとうとう手に入れる事が出来た念願の35㎜サイズ画像素子のフルサイズ一眼レフデジカメ・キヤノンEOS 5D を持参して意気揚々。50㎜ F1.4をそのまんまの画角で今回は撮れる。これで風景も人もいけるはずだとワクワクしながらスペインへ〜。しかし現実はその逆で50㎜という標準画角がどっちつかずな中途半端な写真ばかり撮れて自信喪失。カメラがレンズが悪いのではない。私の写真撮影能力がまだまだこのカメラと50㎜レンズを使いこなす技量に達していないのだと痛感した。 IMG_1617.JPG 元々人やモノを撮るのが好きで、風景を撮る事は眼中になかった。そんな私には50㎜画角で風景を撮る技量がなく、その上ちょっと古いEOS 5D だとその技量をカバーする今まで使っていた50D に付いていた便利機能もない。コンパクトなGRD3の方が楽しく撮れた。これはショックでありました。せっかく旅行中重いカメラを毎日ぶら下げていたのに活かせなかったなんて。 帰国後傷心の日々が続いた。しかし元来楽天主義のボンジョルノは思った。思うようにいかないから面白い。50㎜標準画角でいつの日か満足出来る風景写真を撮れるように精進するぞぉ〜!。それが出来れば鬼に金棒のはず。失敗は成功の元。 IMG_1635.JPG でもって何故なんだかこのところ日々このカメラを提げている。なくても全然困らないファインダー装着してマニアルフォーカスレンズ& E-P1。この容姿が今一番お気に入りのボンジョルノ。お気に入りの写真が撮れるようになりたいという願望は持ち続けるけれど、それ以上にお気に入りのフォルムのカメラという道具を楽しむ事がボンジョルノには大事だったはずだと思い出した。カメラのある風景とでも言いましょうか。 IMG_1614.JPG 久しぶりにこの銀塩カメラのシャッターを切ってみた。余韻を持った素敵なシャッター音。いつか此処へ戻る日が来るのかな。デジカメで右往左往していると、この手間ひまかかる銀塩カメラで撮る楽しさを再発見する。このカメラで撮った写真だと、どんな写真でも満足出来るはず。撮るまでの所作が一番で、撮れた写真は副産物。そんなスタンスに憧れる。いつかぁ〜。 PA290054.JPG などと自信喪失しながらますますカメラは面白く感じているボンジョルノの元に、いつの間にやらこれだけのカメラとレンズたちが集まってきた。どれも満足に扱えないまま、まだまだ増殖していきそうな気配。増殖の基準は見た目重視。

Le Bonheur (21:57) | コメント(2)

Comments

  1. 三好 より:

    うわっ!
    いつのまにこんなに・・・
    Re:ボンジョルノより
    本当に何時の間にかです。
    その増殖ぶりに比べて撮影の腕の方は〜。
    楽しみたいと思います。

  2. orenge より:

    私が5DとGRD3を持っていったとしても,50ミリの5Dでは人物中心で28ミリのGRD3では風景中心で撮りますね。それでいいと思いますよ。「何が何でも50ミリで」じゃなくても,いいんじゃないでしょうか?増殖しましたね。
    Re:ボンジョルノより
    画角は年齢に比例すると言う人がいるそうです。50㎜の画角を自由自在に撮れれば怖いものなしと思ったりしていて、それで実力ないのにその単焦点1本で行ってしまいました。。でもズームレンズも持って行けば良かったと今回の旅行では思いました。20~105㎜も20~35㎜も持っていた訳ですから。1年かけて5Dとの付き合い方を試行錯誤してみたいと思っています。

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