ル・ボナーの一日

プロの画家を見た

2011年10月21日

IMG_1484.JPG 帰りの機内でも描いたスケッチに色付けし続ける古山画伯。 酒をたらふく飲みながらだけれど。 古山浩一でネット検索するとWikipediaでも載ってるし、画像検索にも沢山写真が出て来るから公人。なので書いてもいいかな。この人面白い。 今回のスペイン旅行で一番印象に残った事は、プロの画家・古山浩一を初めて実感出来た事。彼は描き続ける。躊躇やスランプがあろうと描き続ける事で前に進む。魂(画伯は怨念と言う)の入った絵は、書き続ける先にあると確信するプロの画家だと感じた。 だから画家を目指す生徒さんたちには厳しい。辛辣な批評を加えそれにくってかかる強さを求める。高校の美術部の顧問時代は、文科系クラブなれど体育会系気合いと根性最優先の美術部だったらしい。まずはデッサンの基本とセオリーを数をこなす事で会得し、個性はその苦痛の中から生じてくると。それに筋トレと精神修養も加わった美術部だったらしい。そんな美術部聞いた事がなかった。その思いは今も持ち続け自分自身にも課しているプロの画家なのだ。 決して渋い紳士にはなれない昭和の貧乏画家風な風貌と身なり。でもなぜか画伯の居るところにはいつも眉目麗しい美女が。なぜなんだぁ〜?。一度行ってみると誰もが驚く異次元のアトリエ・町工場二階空目薬煙突工房は過激派の壊れかけたアジトのようだ。カバン好きで万年筆好きで変なモノいっぱい好きなただの変わりものだと思っていた部分が強くあったけれど、絵を描くという本業においてこれほど真摯な姿を今回見て、少しだけいや大きく見方が変わった。   鞄職人になりたいと思っている若者に置き換えてみても同じ事が言えると思う。格好悪くてもまずは気合いと根性で数をこなす技術とノウハウを蓄積しないと、食べていける創造力持った鞄職人としてはやってはいけないのではと思う。個性はその七転八倒の日々の先の結晶。プロの鞄職人であり続けたいと思う。そして画伯から刺激を受けたスペインから戻ってから、量産仕事を夢中でこなしているボンジョルノでありました。 絵も万年筆も革カバンもなくても社会生活において困らない。だからこそ愛おしい。生きる潤い。万年筆菌は間違いなく画伯から感染させられた。でも知り合えて本当に良かった。

Le Bonheur (21:20) | コメント(2)

Comments

  1. Chica より:

    万年筆菌…実は私もフェンテの会で感染したかもしれません…ww
    古山先生のおかげで私も楽しいばかりですwww
    Re:ボンジョルノより
    フェンテ交流会に行ったんだぁ〜。
    私は避けています。
    楽しさは毒も含んでいます。

  2. Chica より:

    初めてでした!
    そうだったんですね、松本さんに会えるかと思ってたのですが…
    あ、銀座のお店でルボナーのかばん発見しました(^。^)!!
    Re:ボンジョルノより
    万年筆は恐ろしいです。
    C.O.U.さんでですよね。
    11月には銀座松屋でもル・ボナー製品が見れますよ。

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