ル・ボナーの一日

第10回「アファンの森で語る会」

2011年10月12日

IMG_1512.JPG IMG_1526.JPG スペインから帰って来たその翌々日からの「アファンの森で語る会」に出席する為神戸には戻らず筑波に泊まり、次の日古山万年筆画伯の車に便乗させて頂き黒姫山へと向かった。古山万年筆画伯主催のこの集いも今回で10回目。「継続は力なり」と思う。アファンの森を散策しニコルさんや松木さんのお話しを聞き、深夜まで年に一度集う仲間たちと話すそれだけの集いだけれど、幸せな時間を享受する事が出来るかけがいのない一日。 IMG_1520.JPG 今年はスペインから帰ってきたばかりだからだろうか、いつも以上にアファンの森の空気が美味しく感じた。そしていつも以上に美しいとも感じた。私の親父は林業試験場の技術系公務員だった。そして私の息子もなぜか森林関係の研究者の道を進み、今沖縄でヤンバルの森の再生可能なシステムを模索している。私とハミももしこの神戸でお店を出していなかったら、今頃信州の古民家に住んで鞄を作って卸しをする生き方を選択していただろう。森は癒される。 IMG_1530.JPG それにしても多様な樹木が余裕を持った間隔で育つ森は居心地が良い。人工的に同種の木々をギリギリの均等間隔で育てた経済林の暗さに比べて、森も生き生きとして柔らかな風が吹く。すべての部分で隙間までも埋め尽くそうとする現代社会。そんなギスギスした世の中でお金だけでは買えない大事な何かを思う。 IMG_1541.JPG 今回の「アファンの森で語る会」で、会いたくても会う機会がなかなかなかった人たちとも会う事が出来た。若い人たちの苦悩や幸せとも出会った。画伯が当初10年は続けたいと思ったこの集いも今回がその節目。でも来年もまた次の節目に向かって開催されます。生きるエネルギーを補給する為に、来年もこの季節には黒姫山の麓を訪れたいと願うボンジョルノでありました。 IMG_1552.JPG IMG_1544.JPG 思いもよらない副産物が。帰国後の数日は強制的に寝不足を強いられた為、初めて時差ボケを感じずに現在普段通りの仕事モードに突入出来ている。これから12日間の空白を埋めるべく頑張ろっと。

Le Bonheur (21:01) | コメント(0)

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