私は高価な品はそんなに買っていないし買えない。万年筆の場合10万以上を払ってでも手に入れたいと思う段階が分岐点だと思っている。私はその壁を超えられない。だから私はまだまだ大丈夫だ。そんな私が手に入れたプラチナの70年代の18金ペン先の万年筆。当時売っていた価格4000円のシールが付いた状態で、その同じ価格での入手でありました。
18金ペン先の上にプラチナ得意の細軟であります。書き味も全くもって良いではありませんか。このところ古いプラチナが面白いと感じているボンジョルノ。
シルバーボディーの上海ダンヒルのオイルライターを手に入れた。上海が最もコスモポリタンな迷宮都市であった30年代に一時期ダインヒルが上海に工場を作り、その代表作がこの昇り龍の彫りが入った品で、幻の一品などとネットで調べたら書いてあるページがあった。その時代の上海を思い浮かべながらその残り香を楽しめるなどと思ったが何か信じきれない。そこでル・ボナーの顧客で500個以上のライターをコレクションしているプリティープンチャン氏にメールでその真偽を尋ねてみた。すると明確な答えが返って来た。ダンヒルの名高いフェイクで、50〜70年代に作られたダンヒルとはまるで関係ない偽物だって。そう言われれば確かに彫も相当あまいしパーツもイージーな感じ。でもひと時このライターで夢を見せてもらった。使用には何の問題もなく、偽物だと知った後も気に入って使っている。上海ダンヒルという名は良い響きをやはり感じる。
久しぶりに自転車のパーツも入手した。フランス・マファック社のセンタープルのブレーキ「レーサー」。まだフレームは入手していないけれどクラシックな雰囲気漂うロードタイプの自転車を組みたいと思ってパーツを集めている。パーツは70年代のカンパニョーロとマファックの仏伊同盟のラテン系でと考えている。フレームは何になるのかな。乗らないのに自転車趣味はまだまだ続く〜。それにしても一昔前の自転車のパーツは味があるなぁ〜。入手価格7000円也。
こんな風にモノとのささやかな関わり合いを楽しみながら過ごすボンジョルノであります。無理はいたしません。緩くモノを楽しみたいと思うのであります。
プラチナの万年筆は独特の書き味なので,わたしもはまっています。これしかない味がありますね。10本くらいあるでしょうか。シルバー製品はわたしも大好きで使わない日はないです。
Re:ボンジョルノより
プラチナだけで10本は立派ですね。
私は中屋も含めて5本です。
このライターはシルバー900で硬質です。
偽物と分かった後も気に入っております。