そんな風にいつも休みの日は居座る連中もいないし、それより何より相棒のハミが風邪でダウンして連休初日から家で寝込んでしまった。かかりつけのお医者さんはゴールデンウイーク中は休みで、その為風邪の症状が長引いている。ゴールデンウイークの前半戦はボンジョルノとチャーだけのル・ボナー。逆に気楽だよぉ~んなんて言えません。機能不全な感じです。やはりル・ボナーは二人と一匹揃ってないと。
本題に入ろうっと。
ゴールデンウイークが始まる前日にパパスショルダーが届きました。そしてパパスお目当てでの来店が多くあり、パパスの在庫はもう相当少なくなっております。なのでまたまた間を置く事なくパパスを生産します。その人気のパパスの中でもミネルバボックスのグリージオが一番人気。ミネルバボックスのグリージオのエージングは驚異的。パパスのグリージオのエージング後のサンプルがないので、履いているエージングしたグリージオの靴と比較してみました。ここまで変わります。
ミネルバボックスのエージングは凄いです。その中でもグリージオ色の経年変化は特別。ここまで変わらずに元色をもう少し残すぐらいがいいのになぁ〜と思っている人もおられるようですがそれは無理です。容赦なくここまで経年変化します。
ミネルバボックスを作っているタンナーはイタリア・バタラッシー社。先代がイタリアの古来の革のなめし技法であるバケッタ製法を研究していた学者さんだったのですが、実際に自身の手で復刻したいと思ってタンナーを始めてしまった。なのでイタリアではバケッタと名乗る革を作っているタンナーは数社ありますが、正真正銘手抜きなしに忠実に復元しているのはバタラッシーのバケッタ革です。だからエージングも特別です。そのバタラッシーが作るバケッタ革の中でもミネルバボックスは特別エージングが強烈だ。プレーンな表面のミネルバリスシオとは、揉みを入れているという違いだけなのだけれど、ミネルバボックスの方がエージングが凄い。それはきっと揉む事で含まれている動物性オイルが馴染むからであろうと私は思っている。そしてそのミネルバボックスの中でもグリージオ色のエージングは突出している。水拭きと乾拭きを繰り返す事で、特別なエージングを堪能出来るミネルバボックスは面白い革です。
3日にグリージオのパパスショルダーを購入したものです。
その時にも履かれていた靴を見せていただきエージングについてお話をうかがったのですが、あらためてblogで写真を見てますます楽しみになりました。
また、長〜い時間、万年筆やカメラ、アルファロメオの楽しいお話もさせていただき、ありがとうございました。今度はMP、M8、RD-1を連れてお邪魔します。
P.S. M500捜索を開始しました。
Re:ボンジョルノより
ペリカン#500で検索するといいですよ。
カメラ持っての来店楽しみにしています。