アダプターを介してMLマウントのカールツァイスレンズを装着した事で、デジタルミラーレス一眼レフカメラ・E-P1はマニュアル操作でないと写せないカメラになった。これが私の場合はいい塩梅でカメラ趣味を楽しめる事に驚いた。現像するまで撮った写真を確認出来ない銀塩カメラの優雅な趣向はまだまだ楽しめない初心者カメラ小僧の私には、デジタルの手助けを受けながらマニュアル操作するバランスが楽しいのだ。画像を撮るなら今や携帯に付属しているカメラ機能で十分。私の場合撮った写真は結果であって、カメラで撮るプロセスが楽しい訳で、なので撮る時の所作と時間を遊びたい。デジカメでマニュアル操作にはまってしまったぁ〜。
最初にダイアルをMのポジションにして、次にレンズ部分にあるF値を決める。ボケ味大好きな私の場合はレンズの開放状態が多い。このカールツァイスの50ミリF2.0の場合は2の位置。でもマニュアル操作するようになって絞るという事も少し覚えた。
その後液晶画面の明るさを確認しながらシャッタースピードを決める。画面上にある320という数字がシャッタースピード。これを変えていくと画面の明るさが変化して視覚的にわかりやすい。そしてようやっと液晶画面見ながらレンズ部分のマニュアルフォーカスリングを回してピントをあわせてパシャー。全てオートでの撮影では得る事の出来ない、撮る時間を遊ぶ楽しさ。オートならピントが合うのは当たり前。その当たり前の事が手動だと感動に変わる。
光学ファインダーはなくても十分。ただ無限遠領域を写す時はピントを合わせる必要がないので、ファインダー越しに構図だけ意識して撮ると、銀塩カメラ的ポジションでカッコ良く?撮る事が出来ると私は思うのでありました。写真を撮るスタイルを楽しむ為に。光学ファインダーは性能より見た目が一番がボンジョルノ的。
デジタルの助けを借りてはいるけれど、マニュアル操作での撮影はハイアマチュア気分も味わえる。そしてカメラ操作の相関関係を徐々に覚える事が出来そうで、銀塩カメラでも抵抗なく撮る事が出来る日が訪れるための、私にとっての近道のようにも思うのでありました。
私は今までカメラ道においてはあまり資金を投入していない。いっぱいあるけれど自分で買ったカメラは今のところGRD3とあと少々?のレンズ。カメラ趣味も持ったル・ボナーのお客様たちからの永久供与とか頂いたりした品が大部分。バチが当たるぞなどと言われながらそれを甘んじて受ける所存で、肩身を狭くしながら?カメラ趣味を楽しんで来たボンジョルノでありました。そんな私ではありましたが、一念発起?手に入れたいレンズが。コシナのノクトン25mmF0.95。マイクロフォーサーズ機だと丁度50mmの画角になり、その上脅威の明るさ。このレンズさえ入手出来ればレンズはもう要らない・・・?とハミと交渉し了解を得た。ただ信頼出来るカメラ趣味の先達のお墨付きあればとハミは言う。すぐにバルナックtaka爺に電話したら「俺は明るいレンズに興味ないからお墨付きなんて言えないよ〜」だって。次は私をカメラ道に引きずり込んだX100入手間近の常連客F氏にスペック中心の論理的説明を加えたお墨付きを頂けるとありがたいけれど、へそ曲がりだからノンと言うかもと思いつつ話したら、案の定論理的説明にて否定されたぁ〜。でも大丈夫。来週には東京からO大先生が入手したばかりのそのノクトン25mmF0.95を見せびらかしに持って来られるから。O大先生ならお墨付きを絶対頂ける。このレンズを入手出来た暁には、私のカメラ趣味が新しい次元へステップアップするはずだと確信するボンジョルノでありました。果たして入手可能でありましょうか。
GRD3は買って所有する喜びのあるカメラですね。つまり,レギュラーポジションのとれる実力派。自分としては,ノクトン25mmF0.95は買った誰かに触らせてもらうレンズの位置づけですね。レギュラーじゃない感じ・・・5Dに50ミリF1.4で充分なような・・・まあ,その人のスタイルなんで好み(嗜好品の位置づけ)ですね。
Re:ボンジョルノより
カメラ、特にレンズの迷宮にはまったようです。
よく言われる「レンズ沼」でしょうか。
ご意見参考にして、少し冷静に考える事にいたします。