ル・ボナーの一日

シュランケンカーフの新色

2011年01月22日

ドイツ・ペリンガー社の作るシュランケンカーフは、
今まで何色もの色が作られた。
さすがフランスのトップメゾンが色指定して作る革だ。
微妙な色の違いは正に36色のパステルの色揃えのよう。
そして今回も新色が3色加わりました。



オレンジとライトレッドの中間のようなチャイナレッド。
なぜ中国の赤と命名したのかよくわからないけれど、
フランスの有名メゾンがそう名付けた。
難しい色だなというのが第一印象。
でも偶然にも前回のブログに登場したダウンベストと同じ色。
これはもしかしたら良い色かも。
パパスで使うのも面白いかも。


ミコノスという名の青。
アウロラの限定万年筆のマーレ・リグリアの軸の色です。
この説明はマニアック過ぎた。
ミコノス島の青をイメージしたという方が一般的か。
素敵な青色です。


パールグレーは白色にほんの少しだけ黒色を混ぜたような色。
顔料を厚塗りしないと純白の革は出来ない。
ただ革の質感が顔料の厚塗りだと失われる。
革の質感失わずギリギリ白色に近づけた、
タンナーの苦心の賜物の白色がこのパールグレー色。

シュランケンカーフという革は、
世界でも本当に珍しくなった本シュリンクの革。
非合理的なその加工方法を妥協なしにする事で、
多くの型押し併用のシュリンク革とは違い、
密度が凝縮した革の繊維になり、
厚みを伴ったしなやかなコシを持った特別なカーフ革となります。
これからもル・ボナーの定番中の定番革として使い続けたいと願う革です。


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Le Bonheur (07:36) | コメント(2)

Comments

  1. orenge より:

    いい色ですね。カラーで人に楽しんでもらおうというもてなしの心が伺えますね。
    Re:ボンジョルノより
    色がいっぱいあると作っていても楽しいです。
    作っているタンナーはドイツですがが、
    色のセンスはフランスのエスプリ満載です。

  2. doc_mak より:

    ミコノスいい色ですね。おっしゃるようにマーレ・リグリアの色ですね。マーレ・リグリアを持っているものとしては、この色で作られた作品にマーレを入れたいと思います。作品ができあがるのをお待ちしています。もしかしてオーダーしたら受けていただけますか?
    Re:ボンジョルノより
    オーダーは基本的にお休みしていますので。
    それとこのミコノスの入荷は少量だったので、
    すぐにはカタチにする予定は考えていません。
    でも素晴らしいブルーなので見に来てください。

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